夫婦は話し合ってはいけません Vol,1
今日は「修学旅行中止、バス手配ミス」の事に付いて書きます。
このニュースを見ていて、ふと 私の結婚生活の事を思い出していました。
このニュースはご承知の通り 修学旅行の請負先である旅行会社の男性社員が バスを手配するのを忘れて、行き詰って、生徒のふりをして自殺予告の手紙で修学旅行を中止させようとした事件です。
これを聞いて 私に限らず ここまでの事をするより、何故正直に謝罪をしなかったのか?と考えるでしょう。私も同じです。
こんな風に結局大ごとになるくらいなら 正直に謝る事が何故出来なかったか?と誰しも思います。
つまり 謝る事の方が簡単とは言いませんが こんな大それた芝居をするより正直に謝る方がましだろうと考えますが、その旅行会社社員にすれば、謝る事が社会人生活が絶たれる致命傷になると考えたのでしょう。恐らく誤魔化して抜け切りたかったのでしょう。
でも これは誤魔化せると思っただなんて 何て大胆な、と考えますが、恐らく大胆でも何でもなく、
むしろ行き当たりバッタリだったいう事の方が正しいかもしれません。
実は このニュースを見て 私の結婚生活で元夫に対して同じような思いを抱いた事を思い出しました。
ご多分の漏れず、私も当時は元夫の浮気に苦しんでいました。
それはすでに、浮気の発覚から数か月が経ち、元夫は浮気は終わった、女性とは別れたと言っていた時期でしたが 実はそれは真っ赤なウソでした。
私もそれは薄々感じていて、猜疑心にさいなまれる毎日でした。
その結果、元夫の行動を逐一、監視すると共に 詮索するという事で、帰るコールも強要したものでしたが、当時は今のような携帯電話は無く、公衆電話で毎日、元夫の帰宅時間を会社から出た時間から換算して、一人胸をなでおろしたものです。
しかし それは本当に浮気が終わっていたら元夫もいらぬ工作はしなくて済んだのですが ここが不明な部分で元夫は 使途不明時間を沢山 作りました。
つまり工作をしている時点で 浮気は終わっていないという事イコールなのです。
元夫は色んなアリバイ工作をしたのですが ある程度の時期からはそのパターンも見破る事が出来ていたのでそこからは、いたちごっこのような事で、嘘を付かれては行動を縛るという悪循環に陥りました。
当時の嘘は、どうしてそんな見え透いた、すぐにばれるような嘘を付くのか、私には理解出来ませんでした。
どうせ、私にばれて、繰り返される嘘に対して、また元夫を縛るという事になるのに、そんな嫌な喧嘩が毎回起きる事を繰り返すのは苦痛じゃないのか?
ばれてはまた、詮索されるのが解っているのに どうして同じような事を繰り返すのか?
そんな嘘を付いて苦しくないのか?
その場しのぎの嘘を付いて それがばれた時には、その後どうするつもりなのか?
家族も大切で 子供も大事だと言いながら どうして嘘を付いてまで浮気相手と別れられないのか?
そんな事を毎日毎日 私は自分に問うていましたが 本当に答えて貰いたい元夫からは答えはありませんでした。
何故?何故?どうして?
いくら考えても 答えは出ません。
今にして思うと それは当たり前です。
だって 私は不倫も浮気もしたことが無く 私の考える経験則はゼロだったわけで、いくら頭をひねっても分かるはずはありませんでした。
そして結論は・・・・
今にして思うと 元夫は何も考えていなかった、という事です。
目の前の事だけで精一杯で、この嘘をついたら ばれた時にどうなるか、そんな事何も考えていなかったと言うのが結論です。
行き当たりバッタリ、ばれたらばれた時。
我々、普通の物差しで考えると 嘘を付く事の方が苦労するのに やはり隠し事をしたい人は
本当の事を言う方が簡単なはずなのに、わざわざ嘘を付く・・・・これが私の感覚では理解を越えていて、何故何故ばかりに囚われていました。
今回の修学旅行キャンセルにさせた旅行会社社員も 【ごめんなさい】って謝って事前に白状していたら少なくとも犯罪にまではならなかったと思うのです。
これを考えていたら、「あ~人って目先の事にいっぱいいっぱいになると思考がめちゃくちゃになるのだ」と分かりました。
家族が大事だったら、浮気なんて出来ないはずだ。
妻が泣いて止めてくれと言っているから 浮気を止めてくれるはずだ。
仕事の影響も考えると そんな浮気なんていつまでも出来ないはずだ。
そんな私の屁理屈でいくら考えても解るはずがない。
結局 私と 元夫とは別人格なのだ
こういう事が、結局の所、結論でした。
そういう意味で、いくら考えても分からない人は それは私達の人間性とは違うという事です。
浮気をする人もいれば 一生しない人もいます。
本当に 人それぞれ、です。
では今日はここまで。
臣