覚悟と認識と諦め
夫の浮気を見つけて、妻は夫と話し合いをしたり、問い詰めたりします。
その結果、夫は逆切れしたりします。
この逆切れも、疑われて本当に心外だと思っての怒りと、事実、図星だから怒るという二通りがあります。
そうなると 疑われる事で浮気を止めるかと言うと そうではありません。
ここが妻の誤解です。
浮気が妻にばれたから 女性と別れるだろうと言うのは 早合点です。
むしろ 妻にばれた事で夫は慌てています。
しかし 浮気を止める気なんてないとしたら 妻を黙らせないと順当に浮気を継続できません。
だから逆切れしている内は 浮気は続いていると考えてよいでしょう。
逆切れは拷問と同じです。
恐怖心を与えて妻が自分の頭でものを考えさせなくさせる・・・・これが逆切れの正体です。
夫の逆切れは 妻の攻撃心を取り上げる為
逆切れをする夫を恐れながら 何故恐れる相手とこのまま、一緒に行きたいと思うのか?
この事については また後日書いて行きますが 要するに夫の逆切れを恐れつつ
妻は 夫を怒らせたのは自分だと反省をします。
これが夫の狙いです。
では、妻は夫の浮気が本当に終わったか、そういう判断すらする頭を取り上げられてしまいます。
特に浮気問題にまつわる夫の冷たさや 荒れた夫を受け入れるには「夫は人が変わってしまった」と言うように 今の夫の逆切れは 「一時的な事」と捉える傾向があり、妻はそれを打ち消そうとしています。
そして逆切れの中に妻を責める言語に 妻は思考力を失い、自分に責任があるかのように
妻は自分を責めます。
夫の悪態は一時的な事
夫がこのようになってしまったのは 妻の至らなさ。
こういう図式を夫に刷り込まれてしまいます。
今、夫の浮気を制すると、もっと夫が妻から離れてしまうという恐怖心から、もう夫に問い詰める事が出来なくなります。
これが逆切れの図式です。
少し大げさですが 拷問と同じ図式です。
妻の意思や戦闘モードを取り上げる為です。
つまり 夫によるコントロール。これが逆切れの正体です。
それは、何故か?
要するに 浮気を継続したいからです。
妻にガタガタ動かれては、自分の浮気を邪魔される事になるからです。
「妻の詮索は夫の浮気の敵」
要は話し合いであろうと 問い詰めであろうと、夫には恋路の邪魔だからです。
と、いう事は夫が怒っている内には浮気は終わらせる気はないという事です。
ではいつも私の所に寄せられる相談のキーワードに
「浮気をした後、夫はいつ反省するか?」という妻の質問。
つまりここでも 妻の誤解は在ります。
反省をしたら 浮気は終わる物という刷り込みがあります。
だから その妻の考えを読み込んでいる夫は 反省をした振りをします。
反省をしているふりをすれば、妻が浮気は終わったと思うだろうという事を
見越して、反省をするふりをします。
だから浮気発覚の第一段階は 夫は怒ったり逆切れをしたりで 妻を黙らせます。
第二段階は 妻の疑いをそらす為に、今度は反省をした振りをして 妻の詮索を止めさせようとします。
これが段階的に 第1次、第2次とする夫もいれば、最初から夫のタイプで 第1次の逆切れか
第2次の反省のふりだけをする夫もいますし、浮気がながくなれば第1次期から第2次期と
進行していくケースもあります。
いずれにせよ、逆切れでも、大人しく反省したふりをしても 浮気を止める気はないというと、やる気満々なのです。
これを一通り、通り過ぎて、結果的に離婚話まで話が進んでから私の所に相談に来られます。
こうなると もう病状で言えば危篤状態という事ですから、できれば傷を負ったその時に来てほしい。
傷を負い、大量出血し、もう体力も無くなってからでは 手術も出来ない。
今日のおさらいは 逆切れで荒れる事も、
一見反省しているように見せかけても 特に夫の態度が変わらないなら、
それは 浮気の継続があると考えてみるべきという事です。
もし夫が 家庭では無頓着で無防備でいるなら 浮気は終わっているかもしれません。
でも、実際はそれは 演技の可能性もあると疑えば、それは家庭の中に安らぎはありません。
夫を疑うという事の後ろめたさ。
私にも悪い所があったと自分を責める妻。
それら、すべて夫が書いたシナリオだとすれば 浮気はまだまだ継続中だろうという事です。
では、今日はここまで。