【夫婦は話し合ってはいけません VOL.6】
夫婦問題の正しい答えはどこにある?
夫婦問題のカウンセラーとして、相談者が本当に何を望んでいるのか・・・・日々、考えています。
そして 相談者の本音の願いは何で 何を恐れているか?実は充分すぎるくらいは解っています。
当方に寄せられる相談の多くは夫の浮気を止めさせたいという事です、
その上で 元通りの仲の良い夫婦に戻りたいという事が希望です。
普通、人間は困った時などは 神頼みをします。
「神様、私の願いをどうか叶えて下さい」
「神様仏様、私の願いが叶うならば何でもします」・・・・・・・・
現実に、願いが叶うなら何でもします、というのはやや、オーバーですが、そのくらい自分の我を抑えてでも 願いを叶えて欲しいと望むのです。
そうです、多少の犠牲は致し方ないと、覚悟をすることを 引き換えにするのです。
では何を犠牲にするかは、別にして、そのくらいの気持ちが必要なほど、簡単ではないという事を
願う本人は覚悟を持って取り組みます。
でも 私は相談業の中で、多くの方の本音を見てきました。
別に何も努力をする気がないとは思ってらっしゃらないのですが 自分の努力の結果、本当に願いが叶うのだろうか?という不安が 色んな事にブレーキを掛けます。
インターネットの中には 多くの浮気問題について情報が書き込みされています。
夫の浮気問題から無事生還?した人の体験談。
法的観点から見た法律家からの正論や理論。
自称他称を問わず、夫婦カウンセラーの唱える理想論。
表面的にはカウンセラーに見えて、実は調査会社の営業のホームページ。
別れさせ屋なる、ちょっと怖い職業。
私は日頃、ヤフーの検索を使っています。
私の書きものの中で 夫婦問題や、悩みというのを、どうしても文字入力する必要が在る為、
ヤフーの検索エンジンが 私という人間の特性を勝手に 夫婦問題に悩む人物というレッテルで読み取っているようで、最近は ヤフー広告の所に、とうとう「イタコ」という人の宣伝まで表示されるようになりました。
私は別にイタコを求めているのではないのですが 勝手にそういうアルゴリズムの中に取り込まれているという事なのです。
私もこうした 広告の方から狙って来られるので、本当にネットから情報を求めている人は日頃から色々な事を検索されておられるので、もっと広告まみれになっていると思います。
これでは、時には業者側から 獲物にされ、気が付いたらとんでもない所に・・・・なんて可能性もありますよね。
ここで 悲しいお知らせがあります。
残念ながら人の悩みを食い物にするとまでは言いませんが、人の悩みを解決するといううたい文句を掲げながら結局のところ、解っていない職業の人はいます。
と、言うより、むしろそういう方が多いです。
これは 同業者を敵に回すようで 本当に心苦しいのですが 残念ながら こうした相談業で
本当に相談者の問題の核が見抜けるカウンセラーは 私の知るだけでは、中々であった事は在りません。
でもカウンセラーの仕事は必ずしも問題を解決するだけではありません。
実は言うと相談者も 何かを解決してほしいという事ばかりではなく、心に寄り添うだけという事で満足される方も多いのです。
そういう事でカウンセリングの種類にもよりますが 心理系を中心に行っている所では、具体策には及ばず、どちらかと言うと 初回は相談者の悩みを聞く事を重視し、その次も引き続いて、相談者の悩みに、耳を傾けます。
カウンセリングとは もう今や 和製英語として 特に訳す必要はありませんが、あえて訳すとすれば、耳を傾けると書いて 傾聴というのが 心理カウンセリングとしては 正しい道でしょう。
だから 具体的なアドバイスは致しません。
特に 最初は辛いと言えば 辛いでしょうね、というオーム返しです。
そして そういうオーム返しが終われば、今度は共感、共鳴です。
これは 心理カウンセラーの手法としては 当たり前なので、オーム返しを繰り返している内に
相談者が問題点に気づくと言うのが、解決への道筋です。
しかし それに反して、夫婦問題のカウンセリングは 急を要する相談が多いので相談者が
気付いて下さるのを待っていたら 答えが出てこない事が多いのです。
事、夫婦問題はたいてい、緊急問題です。
そういう事の答えを求めて行くと、相談者も それほど時間に余裕はないでしょう。
だから夫婦カウンセリングは むしろカウンセラーが 原因探しをしカウンセラーと言うより
コーチングと言った方が適当かもしれません。
そういう事で 自分に合ったカウンセラー選びに大事な事は 相談者の話を聞き、共鳴するというカウンセラーは心理系。
夫婦カウンセラーはある程度のお話を聞いて具体策を提案していくと言うのが主流ですが
逆に具体策を提案ではなく、パートナーと向き合う姿勢とか、胃袋を掴もうと言うような古典的事を言ってくるカウンセラーは ある意味具体策を知らないから 当たり障りのない事になるのです。
これは悪口ではないので、理解して頂きたいのですが やはり相談者とカウンセラーの相性というのもあり、相談者が必ずしも具体的な解決策を求めている方ばかりじゃないので 相談する相手を間違えると ここで不協和音が生まれます。
解決だけがすべてじゃない。
むしろ 今現実は見たくないという方もいるのです。
そこでご自身の求めている事は何か?
これをご自身が相談する前に ここを理解しておいてからカウンセラー探しをすることをお勧めします。