不倫保険?

村越真里子

村越真里子

テーマ:ムラコシズム、つぶやき

信じてはいけない?常々、テレビの番組などで「夫の携帯は見てはならない」という事を話しているタレントを見ます。
確かに そこには 何もいい事があるはずがないという・・・・・
こういう事を言うのが男性で お笑いタレントが面白おかしく言うのは 番組の構成上は解らなくもありません。
しかし それを言うのが 女性のタレントで 未婚既婚を問わず、男性の携帯には何もいい事が入っていないといいながら、その同じ口で、夫婦は信じあって、信頼し合って・・・・と言われます。
矛盾しているというより 私はそれを聞いていて腹が立ちます。
こういう事を言う女性が実際に異性の裏切りにあった経験があるかどうか、不明です。
しかし、当たり前のようにこういう事を言うタレントに腹を立てるという私は大人げない事は解っています。
でも電波を通じて発信された発言は 何も知らない若年層には影響力は在るという事を知って欲しいのです。
もしかしたら年配の結婚年数も長い、女性タレントの言葉かもしれませんが やはり、悪い事は悪い事なのです。それを見て見ぬふりをするという事をすれば、物事は必ずしも良い結果が出るとは限らないのです。
でもタレントの場合は万一最悪の離婚になったとしてもそれなりの慰謝料も貰えたり、体験談の本を出したり、その離婚が商売にもなります。
しかし反面、一般の家庭の場合は この見て見ぬ事をしたから 離婚へ進んでしまったという事が多くある以上、携帯を見るな、とは無責任に発言してほしくないのです。
もし 携帯を見てはいけないと言うなら、法律で「一度結婚したら離婚はしてはならない、万一離婚をすれば罰金1億円の刑に処す」くらいの 罪を課せないといけません。
つまり携帯を見る事と離婚をすることが同じくらいの罪にするか、そのまた別に、「携帯も見ずに夫を信じた妻を裏切り、不貞をした夫は罰金1億円の刑に・・・」
と、いうくらいしてもいいと思うのです。
携帯と見る方が我慢を強いられて その携帯に浮気の痕跡を残して、現に浮気をした者が咎められないと言うのは不公平です。
極端な言い方だと思われるかもしれませんが、物の考え方として覚えて置いてほしいのです。
携帯を見てはいけないと言うなら 同じくらいの声の大きさで夫には浮気をしてはならないと言うべきです。
よく、携帯のメールを見た妻に対して夫が言う言葉があります。
「そんな人の携帯を見るような心の卑しい奴とはやってられん」と離婚へ話を進める夫もいます。
当然 妻も人の携帯を見たという後ろめたさは在るので ここには反論出来ません。
でも 本当にそんなに携帯を見ることは悪い事でしょうか、と私は問いたい。
妻だって、人の携帯を見たくて見たわけじゃない。
毎日、平凡に、穏やかな陽だまりのような暮らしをしたいのは 誰よりも妻の方です。
でも そんなのんきな事を言ってられない 不穏な物を夫に感じ、その不安の正体を自分で探すのです。
最初から夫を疑っているのではありません。
夫の目線が自分に向いていなかったり、何となく冷たい夫の言葉に傷つき、それで答えを探しあぐねて
夫の携帯と言う物にたどり着くのです。
その結果、何も疑わしい物が無ければ、そこで携帯を見た自分を妻は反省するのです。
しかし その携帯の中身は 女性とのエッチなメールや、何なら裸のツーショット。
要は真っ黒けのけ、です。
それなのに、夫は「携帯を盗み見するなんて、何て奴なんだ」と怒ります。
気付いて下さい。
携帯のメールを見たという事に 話の論点をすり替えて 逆切れしているのです。
つまり 携帯のメールを見られて、申し開きが出来ないから、バツが悪い事、この上なし。
でも、妻も日頃から夫に冷たくされ、その上、携帯を見たと責められ、・・・そして夫が浮気したのも、そもそも私も悪い所があったかも?と 反省ばかりしているから この逆切れという「怒らせてしまった」という事に 恐怖心すら感じています。
そして、益々夫の気持ちが離れてしまうのでは?という不安にさいなまれます。
そんな中テレビで夫の携帯を見てはいけない、と言われると、もう妻は自分ばかりを責めてしまいます。
どうか、タレントさんにお願いがあります。
携帯を見てはいけないと言うなら もし万一浮気が原因で離婚になった場合は 妻に浮気を見なかったご褒美として 保険金を支払ってあげて下さい。
妻は 本当は見たくもないのです。
悪い事は考えたくもないのです。
でも、万一何かあった時の為の用心で携帯を見るのです。
これは車の保険と同じです。
事故に遭うかもしれないなんて考えたくもないのです。
事故なんて在ってはならないのです。
でも、人生って、自分で起こす気のない事故でも 起きる事はあるのです。
そうした万一の時の事を考えて 車の保険を掛けるのです。
夫の携帯を見るのも同じこと。
在って欲しくないと祈りつつ、今、安全運転出来ているか、確かめてるだけなのです。
それを 曲がり道では飛び出してくる車があるかもしれないから、そんな悪い事は考えず、
左右確認はしなくていい、目をつむっていけ、と言っているのと同じ。
何度も言いますが 世の中のタレントさんに言いたい。
貴方の一言はとても影響力があり、発言されたら、まことしやかに、一人歩きを始めます。
どれだけ血の涙を流した経験があり、その言葉を発しているか分かりませんが あまり軽軽に
見て見ぬふりを勧めないで下さい。
安全運転で人生を進もうと思えば 万一の事を考えて、警戒する事は大切な事です。
とにかく 何もないだろうと思いながら、一旦停止も、左右確認もしないで 車を運転する事は
危険です。
浮気をした者の罪と、何かしらの不安に駆られて、携帯をチェックした罪とどちらが罪だと思いますか?
私は前者だと思います。
ここで 浮気をする者を擁護する事になれば、どこの家庭も妻ばかりが苦しむ家庭だらけになります。
携帯を見てはいけない、と言う限り 見て見ぬふりをした結果に起きてくる弊害も同時に考えて欲しいと思います。
ま、所詮、テレビのタレントの一語一句に神経質になっている私も私ですが・・・・
では、今日はここまで。

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村越真里子
専門家

村越真里子

Re婚かうんせらぴー

最優先は夫婦の危機回避。浮気問題解決と夫婦の関係修復は分けて考えまずは離婚を回避し、その上で夫婦の修復を図ります。行動心理学を基に、今後同じ問題が起きないように予防も含め対策を練るのが使命です。

村越真里子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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