夫婦は話し合ってはいけません Vol,3
夫婦は話し合ってはいけませんこれは浮気問題に限りという前置きをしておきますが、夫の帰りの遅さや、お小遣いの使い方などに
不信感を抱くと、話し合いを持ちたがりますが 隠したい夫にすれば妻の表情を見たら何が言いたいか分かります。
妻は 夫の不審な行動を疑いながら 「浮気じゃない」と自分で打ち消します。
だから話し合いと言っても それは夫に問い質すと言うより 夫に否定してもらいたいという願望で
目にも顔色にも出ています。
夫側もそれを敏感に読み取り、ここは否定しておくことが平和なのだと悟る訳です。
だから 夫に「本当の事を言って」と話し合いのテーブルに着く段階で ある意味「お願い、否定をして」と言っているのが夫にも伝わっています。
もちろん そもそもが「僕は浮気をしています」という夫は居ませんから 浮気が無い物とするということはお互いに取って好都合なのです。
これが妻が夫に嘘を付かせているという所以です。
しかし
中には妻に問い詰められて 正直に白状しちゃう夫が居ます。
これはある意味、もう軸足が浮気相手に移っていて、もう妻の喜ぶ答えを用意しようという思いやりは失っていると言えるか、もう嘘を付くのも面倒くさい、面倒くさがりかもしれません。
だから こういう面倒くさがりに 理屈で「家庭を大切にしていない」とか「家族の事を何と考えてるのか?」と詰め寄っても「うるさいっ!」と逆切れされるのです。
私は嘘や誤魔化しは決していいとは思いません。
しかし妻に対して嘘を付くというのは ある意味妻を悲しませたくないということから 嘘を付いているという事もあります。
つまりどうでもいいと思うなら 嘘もつかなくなるので、嘘を付いている内はまだましとも言えます。
でも その関係が長く続くと 嘘も方便を通り越して、不誠実という事になります。
こういう心理合戦を読み取って行くのが 本当の話し合いだと思います。
女性は話し合いという事を誤解しています。
話合うことが 誠実に向き合うと考えていますが 夫からすれば 妻を傷つけたいくないというのが
誠実であれば 嘘も思いやりなのです。
もっとも、本音は自分の浮気をなるべくばれないで続けたいという事が根底にはありますが・・・・
夫の誠実は嘘を付く事。
何でもあけすけに言う事が誠実とは言えない。
これが男性の本音です。
それに反し、妻の本当の気持ちは 何でも隠し事をせず 問われる事に嘘を付かないと言うのが誠実だと考えています。
夫に取れば時には妻には 嘘を付く事が妻を悲しませない誠実だと考えている人もいるくらいですから。
と、いう事で何でも問えば答えてくれると思うのは、間違いです。むしろ正直に話しだしたら、もうそれは家庭を守ろうと考えてないという場合もあります。
では、どうしたらいいの?という疑問が残りますよね。
それは ご主人が浮気をし出してどれくらいの期間が経つか、と言う事に関係してくるので、人によって段階が違いますが、考え方の基本として 話し合いに答えを求めるべからず、です。
子育てをした経験のある母親は解るように まだ言葉を発しない赤ちゃんでも、何となく会話をしていませんでしたか?
相手は赤ちゃんだから 何も言わないけれど 何を欲していたかママならわかりませんでしたか?
赤ちゃんが泣いていたら 一方的にでも 「どうしたの?」と赤ちゃんを抱きあげていませんでしたか?そこには 赤ちゃんからの言葉は返って来なくても ママは赤ちゃんの欲することは解っていたはずです。
赤ちゃんも言葉で返答できなくても、ぐずって泣いても ママが「ちょっと待ってね」と言えば少しの時間くらいは泣き止んでママの手が空くまで待っていたはずです。
字も読めない、言葉も発せない赤ちゃんが ママの言葉は理解出来ていたのです。
これが 非言語の会話と私は呼んでいます。
ママも赤ちゃんから 言葉による返答が返って来るとは思っていません。
でも 赤ちゃんもママも分かりあえていたのです。
これが本当の会話であり以心伝心だと思います。
言葉は建前、行動は本音を物語るという事が言えるとしたら やはり言葉に真実を求めるのは
間違っているんじゃないかな~と思うのです。
では、今日はここまで。