今年こそ 夫婦問題を解決しましょう
夫婦の距離感
こう書くと、「え?夫婦に距離ってあるの?」という事が感じられた方はいると思います。
では、温度差とか愛情の秤、ボルテージと言う方がしっくりくるかな。
この週末から高島政伸、美元夫妻の裁判ですが、まさしくこれが距離感ですね。
夫の政伸さんは俳優生命を投げ打ってでも、離婚をしたいようで、妻の美元さんは離婚する理由が見当たらないと言う。
でもこれは美元さんの言葉を額面通りに捉えるから、話がややこしくなってくるのだと思います。
まずこの夫婦は出会って数日で政伸さんがプロポーズをしお互い結婚を決めているという
スピード婚です。これが正解か否かはともかくとし、これはお互いが激情型の性格である事を表します。だから気に入らないことに対しても激情型の性格が表れます。
好きになったから、結婚。
嫌になったから離婚。
確かに短絡的だと思います。
では、ここまで嫌われたら妻の方としても、夫を好きでいられるか、というと
そういう事もあるでしょうけれど、ここまで公衆の面前で夫に嫌われている事が露呈すると
妻としても、本当に夫を愛していると思えているか、どうかです。
そこで、距離感という事の話になるのですが、例えばこれを実際の距離というように
置き換えてみます。普通、物の長さという観点で考えると 物と物の距離はどちらからも
同じであるはずですが、夫婦の場合はちょっと違うと言うのが気持ちの距離なのです。
夫から見ると妻の距離が1メートルで妻からは50センチしか離れていないという事はあり得るのです。
ここが男女の間で厄介な事なのです。
こうして、夫婦は長い人生共に暮らしていこうと思えば夫婦の距離感や足並みをそろえるという事が大切なのですが、高島夫婦のような状態や段階になると、この距離というのを額面通りに取るのではなく、裁判などになっていると、この距離感という事が「戦術」であるという場合も多くあります。
夫は別れたい、妻は別れたくない。
夫婦修復を望む場合にこの温度差を縮める事はとても大切な事です。
しかし裁判になっているような場合は往々にして、距離が縮められないなら、どうするか?という、交渉になる訳です。
私はいつも思うのですが、裁判にしろ、離婚にしろ、「願う方が折れる」という事を
苦々しく感じています。
つまりこの高島夫妻の場合、離婚をしたいと願っているのは夫の政伸さんなのです。
妻の悪態を理由にしても、その妻に離婚をお願いしている方が折れないといけないという皮肉な状態です。
恐らく妻は離婚はしたくないのに、離婚を納得させるには、それなりのお願いをしなさいよ、と言うのが 美元さん側の作成ではないだろうかな、と思います。
要はここまでの段階に来ると美元さんが本当に離婚を望んでいないかどうかは、疑問ですが
少なくとも、離婚をお願いするなら、いつまでも妻をなじるのではなく、妻が納得するような
手土産を持ってきなさいよ、と言うのが作戦だろうな、と感じています。
手土産、これがすなわち慰謝料の事ですが、妻が離婚をしたくないと言っているのに
その妻を無下に捨てる夫が頭を下げなさいと、いう手法です。
私はこの夫婦のどちらの主張が正しいかは分かりませんが、どちらかが離婚をしたくて、片方が離婚をしたくないと言い張るのは、本当に離婚がしたくないのではないという事を知らないとこの裁判の本当の部分は見えて来ません。
結局、何が言いたいかと言うと、夫婦の距離感と言うのは結局同じだという事です。
ただ、その距離を測るメジャーの種類が違うと言うのが私の考えです。
これで、「美元さんも、何故ここまで言われて離婚したくないのだろう?」という疑問をお持ちの方はお分かりいただけますか?
要するに慰謝料の引き上げ作戦だという解釈が出来るのです。
子供が居る夫婦で冷めきっている夫婦の場合、夫は出来るだけ離婚の際は、慰謝料や養育費は払いたくないと、頑張ります。
反面妻は、生活の為にそれを貰わないと、と頑張ります。
お互いに頑張っているのです。
本当ならこのお互いの頑張りをもう少し、こうなる前に出来たらよかったのに・・・・
と、つくづく思う今日この頃です。
ミーハー芸能ネタでした。