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村越真里子

夫婦の問題を解決する専門家

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

コラム

夫婦の危機

2012年8月13日 公開 / 2013年1月18日更新

テーマ:夫婦カウンセリングについて

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 夫婦問題 相談

さてお盆のさなか、縁起でもないテーマですが、夫婦の関係性が最悪になった場合、どうするかという質問をよく受けるのですが、これは色んなケースがあるので、例えばまだ離婚などを決めかねている時に
何を基準に考えるかという事になります。

まずみなさん、情報を何から得るかというと、友人、知人、親兄弟、仲人、先輩同僚の他、インターネットが何と言っても多いのです。

これはQ&Aのようなヤフー知恵袋から始まり、弁護士や探偵などの専門家のサイトを参考にします。

また、最近は私のような夫婦問題のカウンセラーという回答者がいて、そういう所へ相談される方も多くいます。

誰がいいとか、どこのサイトがいいとか、と言うのではありません。

しかし、例えば病気になって、その治療方針を決めかねている場合はもとより信頼できる主治医がいる場合を除いて、今は病院を、何か所か受診し、自分に合った治療法やドクターを探す事も重要です。

納得がいくまで治療方針を聞き、その上で治療に取り組みます。

でも、事、夫婦の事においてはどうも、色々な相談機関の門を叩くというような事はしないようです。

何故なら、昔から夫婦問題と言うのは家庭の中の事で、外に向けて相談をするものではないという、何か隠す気持ちが働くことは理解できますが、今や世の中はどれだけ情報を得るかで、結果が違います。

特に専門家の意見と言うのは、聞いてみる価値はあります。

そこで夫婦問題の専門家と言っても色々ありますのでちょっと分類してみます。

1、心理カウンセラー系

 これは文字通りメンタルな部分に悩みを持つ方、向けです。
 夫婦関係というより、物事の受け止め方や感じ方に問題を感じている方、向けです。

2、離婚カウンセラー系

 これは具体的な事態に陥っている場合、どうしたら良いか、決めかねる方。
または今、起きている問題をどのように考えたらよいか、と場合です。

3、弁護士

 離婚を決意し、その上で法的な取り決めが夫婦だけでは出来ない場合。
 夫婦問題は。親権や養育費、慰謝料などの法的な問題に限るという事になります。
離婚したらいいのか、その判断をしたいという事で
相談に行くと、心を決めてから出直して、と言われることもあるようです。
つまり、弁護士は悩み相談所ではないという事も言えるのですが、特に夫婦修復を望む場合は
弁護士の作業とはちょっと違うのでは?という事になります。

4、探偵、興信所

 主にパートナーの浮気問題ですが、中には夫婦喧嘩の果てに家を出てしまい、行方不明になっているので、転居先を探してほしいというように、具体的に問題が深刻な場合です。



こうした事をインターネットの中の情報とリンクさせ、自分に合った方法を選び出すという事が大事です。
しかし、残念ながら先ほども書きました、ネットでだけ情報を得るのは、簡単ですが、はたしてこれが自分に向けた情報かどうかを見分けるのがネックになります。

人はこうしたと言われても、自分の環境とも違う人の情報がはたして自分に適用できるかという事もありますが、それよりも、人と自分、またはパートナーは性格も違うため、同じ対策が打てるかどうかが分からないのです。

例えば、夫が浮気をしていて、その浮気相手から、慰謝料を取りました、という勇ましい奥様の投稿があったりします。
でも、そういう談判が出来る自分であるか、どうかは自分が一番よく知っているはずです。

夫婦喧嘩で夫からも、罵倒されるような妻であれば、その浮気相手と互角に戦ったり、交渉したりは出来ず、反対に傷つけられる言葉を言われるのがオチであったりします。

ですので、ネット上での情報は、情報として、参考になっても鵜呑みはいけません。

ではどの専門家に相談するかは、自分の今置かれている状況というか、現状を把握しましょう。

これもまた例えばなのですが、パートナーから離婚を言い渡され、時間の問題になっているのに
心理カウンセラーなどのメンタル相談に行っている場合ではありません。

しかし実際はお尻に火のついている状態で、もう離婚を迫られている方ほど、自分の気持ちを軽くしたいと、心理カウンセラーの門を叩きがちですが、実際は気持ちの持ち様で解決できる段階ではないのです。
パートナーの浮気に長年悩まされている方ほど、メンタル的な相談を望まれますが、実は緊急事態の場合は、緊急対策や救急車が必要です。
家の家事がボヤで、何かくすぶっているだけなら、メンタルカウンセリングでもよいのですが、実際に家から火柱が出ている場合は、まずは火を消す消防車が必要です。

でも、特に女性に多いのが、火が出てても、それを消す事より、どうしたら火が出ないようになるかを相談されます。これでは相談所の使い方が違うというか、活用方法が間違っていますよね。

色々なプロの回答は選択肢の一つではあるかもしれませんが、自分に合った相談機関かどうか、その判断を誤ると最後のゴールが違ってきます。

どうか、ネットでの情報は所詮、人の体験でしかありません。
果たして自分にその情報が活かせるかどうか、また人のしたことと同じことを自分が出来るか、
そしてまた、それが実行できたとしても、自分のケールがあてはめられる事なのか、一度1周頭で回して下さい。

プールや海に入る時も準備運動は必要なように、情報も一度は噛み砕いて考えてみる事が必要ではないでしょうか?

まだまだ、お盆休みが続きますが、皆様、海のレジャーにはくれぐれもお気を付け下さい。

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