コラム
歪んだ夫婦の犠牲はいつも子供。
2010年3月7日 公開 / 2014年5月23日更新
また、5歳の子供が犠牲になる痛ましい事件が起こりました。
歪んだ夫婦の間に罪のない幼い命が犠牲になりました。
この飽食の時代に、餓死という栄養状態と虐待です。
生れて・・・5歳で楽しいことも経験せず、亡くなったこの子の一生を考えると可哀想でなりません。
当たり前のことですが、夫婦円満の家庭にはこのような事件は起きません。
子供にとっても両親の心が安定しているという事は、一番の環境だという事が言える様に
逆に劣悪な環境は夫婦の不仲です。
このストレスの標的になったのが今回の事件と言えるでしょう。
ところで私のところへ寄せられる相談者の多くが夫婦の不和の問題ですが、
そこでよく言われる事に、「子供のために離婚はしたくない」という言葉です。
もちろん、子供は両親が揃って育てる事は理想的です。
しかし夫婦の問題を子供の事に摩り替えている部分があるように感じてならないのです。
そうしたら、逆に子供さえいなければ離婚は簡単なのかという考え方が成り立ちます。
今回の事件も「夫の顔に良く似た子供が憎かった」という事のようですが、
自分達夫婦の問題を夫婦として真正面に捉える事をせず、子供に投影し、ストレスをぶつけていたと思われます。
私共への妻が特にいう言葉に、子供がいるので別れたくない・・・・
この考え方は母親としては当然でも、一つ歯車が狂えば、子供がサンドバックのようになります。
両親が幸せであれば子供も幸せに育ちます。
親は自分が不幸な上で、子供の為に忍耐を強いられるという事は 子供にとっても悲しい事です。
だから、親が幸せになるにも、不幸になるにも、子供を口実にしてはならないと思います。
子供の為に離婚をしない・・・・・のではなく、自分の為に離婚をしない、又は自分が離婚をしたくないのだという信念を持って欲しいのです。
それからが本当に自分の為に、幸福を取りに行こうと思えるのではないでしょうか?
それにしても何回この不幸な事件が繰り返されれば、こうしたことは起きなくなるのでしょうか?
児童相談所の対策も、事件が起きてからではなく、もう少し踏み込んだおせっかいという事は
不可能なのでしょうか?
事件が起きても警察は何か起きてからでしか動けないというような事がよく言われますが、大人が起す事件はどうしても当事者の問題であることが多いのですが、子供は圧倒的に犠牲者です。
もうこんな悲しい事件は二度と起きてほしくないですね。
私はもしこんなことが起きたら おせっかいと思われても通報したいと思います。
泣き声を聞いたら あまりプライベートな事と遠慮せず、本当に親の体罰がおきていないかも
遠慮せず、確認したいと思っています。
近所でうるさいおばさんと少々迷惑がられても、「そうよ、おせっかいおばさんよ」と言い返します。
元々、おせっかいでないとこんな仕事はしていませんから 日本一のおせっかいおばさんと
堂々とおせっかいをしていきます。
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