福祉の世界に新制度が導入され、それに対応した新たな講座を設けます（3/3）

全国的に知名度をアップさせ、新たな事業展開を考えています

　ベストウェイ・ケア・アカデミーを起こして今年で7年目。大きな転換期だそうです。ヘルパー2級時代は実習があり、実習先で仕事を見つける機会があったのですが、介護職員初任者研修に変わって実習がなくなりました。馬淵さんは「これでは、福祉の世界に一人でも多くの人を輩出したい、という私たちの掲げる理念の意味がなくなります。ですから、6月から介護に特化した職業紹介を始めます。これまでの実績を生かして求人先を探し、仕事を探している人にマッチングさせます。学校で人材派遣をしている所はありますが、人材紹介はないですね」と話します。
　「私自身は全国的に知名度をアップさせたい。会社自体が盛り上がりますから、将来的には後継者を育てて東京進出も視野に入れています。これまではヘルパー講座がメーンだったのですが、職業紹介にシフトします。10月からは福祉用具専門相談員養成講座も開講します。車いすなどの福祉用具を売ったり、レンタルしたりする会社が増えてきて、この相談員を必ず2人置かなければならないのです」と、今後の事業展開を話します。
　初任者研修から実務者研修を経て介護福祉士になる道筋を応援しながら、さらにスキルアップしてケアマネジャーになる人を多く育てたい。馬淵さんの夢はまだまだ広がっています。
（取材年月：2013年5月）

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