実務者研修教員講習会 通信で最短修了!2日通学+動画学習の流れと費用を徹底解説現場講師デビューまで!

馬淵敦士

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テーマ:教員養成

実務者研修教員講習会 通信|受講料88,000円!2日通学+動画の流れとスクーリング内容を解説保存版



はじめに

介護現場で経験を積み、「次は教える側へステップアップしたい」と考えたときに気になるのが、実務者研修教員講習会です。とはいえ、仕事を続けながら会場へ何度も通うのは現実的に難しく、「実務者研修教員講習会 通信」で検索している方も多いはずです。勤務シフト、家庭の事情、移動時間――学びたい気持ちがあっても、通学回数が多いだけで選択肢から外れてしまうこともあります。

そこで注目されているのが、動画で学習を進め、スクーリングは2日程度に集約して最短で修了を目指す“通信型”の受講スタイルです。自分のペースで繰り返し視聴できるため、知識の確認だけでなく「授業でどう伝えるか」をイメージしながら学べるのも大きなメリット。特に、介護技術のポイントや評価の視点、受講生との関わり方などは、復習できる環境があるほど理解が深まります。

本記事では、通信(動画学習)を中心にしながら、必要なスクーリングは最小限で完結できる受講スタイルを前提に、申し込みから修了までの流れ、学ぶ内容、スクーリング当日のイメージ、受講料の目安、事前準備や学習のコツまでを、初めての方にもわかる言葉で整理します。加えて、修了後に「実務者研修の講師として働く」ために押さえておきたい心構えや、現場で役立つ教え方の視点も紹介します。

「通学はできれば少なくしたい」「費用も含めて失敗したくない」「講師として自信を持って立ちたい」――そんな不安を、順番に解消していきます。迷っている方ほど、要点だけを押さえて動けば大丈夫。最初の一歩を軽くする記事にします。

第1章:実務者研修教員講習会「通信」とは?通学型との違い


「実務者研修教員講習会 通信」とは、学習の中心を動画(オンライン学習)に置き、必要な対面の学び(スクーリング)を2日程度の通学に集約して修了を目指すスタイルです。仕事をしながらでも学びを継続しやすく、移動回数が少ないぶん、時間と体力の負担を抑えられるのが最大の特徴です。

一方、一般的な“通学型”は、決められた日程で複数回会場に通い、講義・演習を対面で受ける形式が中心になります。対面でのやり取りが多いぶん、仲間ができやすかったり、その場で質問がしやすいメリットがありますが、勤務シフトとぶつかるとスケジュール調整が難しくなることもあります。

通信型(2日通学+動画)が向いている人

「通信」を選ぶかどうかは、学力よりも生活の制約と学習スタイルで決まります。特に、次に当てはまる方は通信型の相性が良いです。

  • 通学回数を最小限にして、確実に修了したい
  • 夜勤・早番など不規則勤務で、固定日程の通学が難しい
  • 移動時間を減らし、学習時間を確保したい
  • 動画で「止める・戻す・繰り返す」をしながら理解を固めたい
  • 教える立場を見据えて、説明の型を反復して身につけたい


通信型のメリットと注意点

通信型のメリットは、何より学習の自由度です。忙しい週は視聴だけ、落ち着いた日にまとめて演習…というように、自分の生活に合わせて前進できます。また、動画は復習が効くため、授業づくりに必要な「説明の順番」「例え方」「つまずきやすいポイント」を繰り返し確認でき、講師デビュー後の土台になりやすいのも強みです。

ただし注意点もあります。通信型は、良くも悪くも「自分で進める」要素が強くなります。つまり、最短修了の鍵は“計画性”です。極端に言えば、忙しさを理由に先延ばしにしてしまうと、あっという間に時間が過ぎます。だからこそ本記事では、次章以降で「申込〜修了までの流れ」を具体的に分解し、動画学習の進め方と、2日通学(スクーリング)で何をするのかをイメージできるように整理していきます。

次は、いよいよ「最短修了の全体スケジュール」を、申し込みから修了まで一本道で解説します。

第2章:最短修了までの全体像|申込〜動画学習〜2日通学の流れ


「通信で最短修了」と聞くと、まず気になるのは“何を・どの順番でやれば修了になるのか”ですよね。ここでは、実務者研修教員講習会(通信)の基本的な流れを、申込から修了まで一本道で整理します。

大まかに言うと、流れは次の3ステップです。

  • ① 申込・受講準備(テキスト準備含む)
  • ② オンライン(動画)で学習を進める
  • ③ 2日通学(スクーリング)で演習・発表・まとめ


この順番で進むからこそ、通学回数を抑えながらも、教員として必要な「理解」と「実践」をセットで身につけられます。

STEP1:申込後にやること|日程確認とテキスト準備

まずは、開催期間とスクーリング日を確認します。たとえば貴社ページでは、受講期間(動画視聴)+通学2日間という構成が示されています。直近の例として、2026年2月1日〜3月31日が動画視聴期間、通学は3月21日・22日の2日という形です。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])

また、講座で使用するテキスト(2冊)は各自で購入する案内になっています。申込後に案内されることが多いので、先に焦って買うよりも、「指定された版・巻を確認してから」準備する方が安全です。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])

STEP2:動画学習の進め方|“視聴”より“準備”が目的

通信型の動画学習は、ただ「見る」だけで終わらせると、もったいないです。教員講習会で狙うのは、暗記よりも授業として再現できる形に落とし込むこと。つまり、動画は“授業の設計図”を作るための材料だと考えると進めやすくなります。

動画学習の段階で意識したいのは、次の3点です。

  • 「この内容を、受講生にどう説明する?」と常に置き換える
  • つまずきやすい言葉をメモし、“言い換え”を用意しておく
  • スクーリングで発表する前提で、短いレジメ(骨子)を作る


貴社ページでも、講義の「つかみ」「ねらい」「進め方」や指導案の重要性、模擬授業など、“伝える技術”を細分化して学ぶ方針が示されています。ここが、ただ資格を取るだけで終わらないポイントです。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])

STEP3:2日通学(スクーリング)でやること|模擬授業・発表が中心

そして最後が、2日通学のスクーリングです。ここは「出席するだけ」ではなく、教員としての実践の場になります。貴社ページでは、模擬授業やレジメ発表、ICFの検討と発表など、アウトプットが多い構成が紹介されています。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])

スクーリング当日をイメージしやすいように、ざっくり言うとこうです。

  • ・動画で学んだ内容を、短い授業として組み立てて発表する
  • ・他の受講生の発表を見て、教え方の引き出しを増やす
  • ・制度や評価の考え方を整理し、質問対応できる土台を作る


この2日間があるからこそ、通信でも「現場で教える」レベルへ近づけます。逆に言えば、最短修了を狙うなら、動画期間中に“スクーリングで出すもの(レジメ・模擬授業)を準備しておく”のが勝ち筋です。

補足:開講条件・費用の考え方

費用面では、貴社ページに受講料88,000円(税込)の記載があります。ここに加えて、テキスト代・交通費・宿泊が必要な方はその分を見込むと、予算で迷いにくくなります。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])
また、少人数の場合の開講条件(例:3名以下の場合は開講しない等)も案内があるため、受講時期が決まっている方ほど早めに確認しておくと安心です。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])

次章では、学習内容をもう一段具体化して、「動画で何を学び、スクーリングで何を仕上げるのか」を、3つの教育内容(介護教育方法/介護過程の展開方法/目的・評価方法)に沿ってわかりやすく解説します。

https://www.e-bestway.net/jk.html"実務者研修教員講習会(通信)"

第3章:動画で学ぶ内容とスクーリングで仕上げること|3つの柱を押さえる


実務者研修教員講習会(通信)は、「動画でインプットして、2日通学でアウトプットする」設計になっているのが強みです。最短修了を狙うなら、ここを勘違いしないことが大切。つまり、動画期間は“見終わること”がゴールではなく、スクーリングで発表できる状態に仕上げるための準備期間です。

学ぶ内容は大きく分けて、次の3本柱で整理すると理解しやすくなります。

  • ① 介護教育方法(教え方・授業の組み立て)
  • ② 介護過程の展開方法(考え方を教える)
  • ③ 実務者研修の目的・評価方法(何をどこまでできれば合格か)


① 介護教育方法:教えるのは「知識」より「理解の作り方」

現場経験が長いほど、説明が「経験談」になりがちです。経験談は強力な武器ですが、授業として成立させるには、再現できる“型”が必要になります。通信講座の動画学習では、ここを丁寧に作っていきます。

教員として押さえたい“型”は、たとえば次のようなものです。

  • 導入(つかみ)→今日のねらい→本題→まとめ→確認(小テスト/問いかけ)
  • 専門用語は「定義→具体例→現場での使いどころ」で説明する
  • つまずきポイントを先回りして、言い換えを用意する


この“型”があると、受講生が理解しやすいだけでなく、講師側もブレません。動画期間中は、気になった表現をそのままメモしていくのではなく、「自分の言葉で言い直す」練習までセットで行うと、スクーリングが一気に楽になります。

② 介護過程の展開方法:暗記ではなく「思考の順番」を教える

実務者研修の核の一つが介護過程です。ここで講師が伝えるべきなのは、“正解”を当てることより、情報をどう整理し、どう判断し、どう計画に落とすかという思考の順番です。

受講生がつまずきやすい典型パターンは、次の3つです。

  • 情報が多すぎて、重要度が整理できない
  • 「課題」と「ニーズ」を混同する
  • 計画が“やることリスト”になり、根拠が弱い


通信の動画学習では、このつまずきをほどくために、事例の見方や、アセスメントから計画までのつなげ方を反復します。ここでのコツは、受講生に「覚えさせる」ではなく、「この順番で考えると迷いにくい」という道筋を渡すこと。スクーリングでは、この道筋を使って“説明できるか”が問われるので、動画の段階で「自分ならどう質問するか」を想定しながら視聴しておくと、講師として一段上がります。

③ 目的・評価方法:評価は「減点探し」ではなく「到達の確認」

教員講習会で大切なのが、評価の視点です。評価という言葉に身構える方もいますが、ポイントはシンプルで、「教育目標に照らして、どこまで到達したか」を確認すること。

実務者研修では、授業をしたら終わりではなく、受講生が「できるようになったか」を確認し、必要なら補足していく必要があります。だから講師側は、次のような観点を持っておくと強いです。

  • 到達目標(何ができればOKか)を先に示す
  • 評価基準(どの行動・発言ができれば達成か)を具体化する
  • 評価後のフォロー(どこを、どう補えば伸びるか)を用意する


この視点があると、スクーリングの模擬授業でも「話し方が上手いか」ではなく、“学習を成立させる設計になっているか”で自分を調整できます。

——ここまでが、第3章の結論です。
最短修了を現実にするには、動画期間中に「授業の型」「介護過程の教え方」「評価の考え方」を、スクーリングで出せる形にしておくこと。

次章では、いよいよ多くの方が一番知りたい「2日通学(スクーリング)のリアル」を、当日の流れ・よくある不安・準備しておくと差がつくポイントまで、具体的に解説します。

第4章:2日通学(スクーリング)のリアル|当日の流れ・不安・準備ポイント


通信型であっても、最終的に「教員としての力」を形にするのが2日通学(スクーリング)です。ここは、単なる出席確認の場ではありません。いわば“講師デビュー前の模擬舞台”で、動画学習で積み上げた内容を、言葉にして伝え、相手の反応を見ながら調整する力が試されます。

スクーリング当日の大まかな流れ

会場や進行によって差はありますが、イメージとしては次のような流れで進みます。

  • ・オリエンテーション(目的・評価観点・注意点の共有)
  • ・演習(授業づくり、指導案・レジメの確認)
  • ・模擬授業/発表(短い時間で“伝える”を実践)
  • ・フィードバック(良かった点/改善点を具体化)
  • ・まとめ(現場で教える時の注意・今後の学習の方向)


この流れの中で重要なのは、「うまく話す」より「学習が成立する形に整える」ことです。緊張して噛んでも大丈夫。むしろ、伝える順番が整理されていて、受講生(想定)にとって理解しやすい構造になっているかが評価の中心になります。

よくある不安①:発表が苦手…人前で話すのが怖い

発表が苦手な方ほど、準備で勝てます。コツは、内容を増やすことではなく、「削って、一本にする」こと。スクーリングの模擬授業は時間が限られるため、盛り込みすぎると必ず崩れます。おすすめは、授業を次の3点に絞ることです。

  • ① 今日は何を持ち帰る授業か(ねらい)
  • ② 一番伝えたい核心は何か(結論)
  • ③ 受講生が明日から何ができるか(具体)

この3点が揃えば、多少言葉が乱れても「授業として成立」します。

よくある不安②:レジメ(資料)がうまく作れない

レジメは見栄えより、“授業の地図”になっているかが大事です。A4一枚でも十分。おすすめ構成は、
「タイトル/ねらい/今日のキーワード3つ/現場例/まとめ」
これだけでOKです。逆に、文章を長く書くほど当日は読んでしまい、視線が落ちて伝わりにくくなります。レジメは“読むもの”ではなく“進行を助けるもの”と割り切りましょう。

よくある不安③:質問されたら答えられないかも

講師を目指す人が一番怖いのがここですが、実は対処はシンプルです。
「答え方の型」を持つこと。たとえば、

  • ・まず質問を言い換えて確認する(認識合わせ)
  • ・結論→理由→例の順で短く答える
  • ・不確かな場合は「確認して次回共有」で誠実に扱う

この型があるだけで、質問対応は安定します。完璧に即答するより、受講生が安心する対応ができる方が、現場では信頼されます。

スクーリング前にやっておくと差がつく準備

最後に、2日通学を“自信”に変える準備をまとめます。

  • ・模擬授業は「3分で言える版」を先に作る(短縮できれば強い)
  • ・専門用語を3つ選び、自分の言葉で言い換える練習をする
  • ・受講生役から出そうな質問を5つ書き、答えの型で返す練習
  • ・当日の持ち物・移動ルートを前日までに固めて焦りを消す


スクーリングは、怖い場所ではなく、「安全に失敗できる場所」です。ここで一度、実戦に近い経験をしておくからこそ、修了後に現場で教えるときのハードルが一気に下がります。

次章では、通信で挫折しないために最重要のテーマ、「動画学習の進め方(忙しい人向けの現実的スケジュール)」を、具体例つきで解説します。

第5章:通信で挫折しない動画学習の進め方|忙しい人ほど“仕組み化”が勝ち


「実務者研修教員講習会 通信」で最短修了を目指す方が、いちばんつまずきやすいのは実はスクーリングではありません。多くの人が苦戦するのは、動画学習の“継続”です。仕事が忙しい週、家庭の用事が重なる週があるのは当たり前。そのときに「時間ができたらまとめてやろう」と考えると、ほぼ確実に後ろ倒しになります。だからこそ、通信で成功する人は例外なく学習を“根性”ではなく“仕組み”にしているんです。

結論:1回の学習は短く、回数で勝つ

動画学習は、1回2時間の“気合い視聴”より、15〜30分×回数が強いです。理由はシンプルで、忙しい人ほど「まとまった時間」が取れないから。短時間で回せる形にすると、多少の波があっても前に進みます。おすすめの基本形はこれです。

  • 平日:15〜30分×3回(通勤前・昼休み・帰宅後のどれか)
  • 休日:60〜90分×1回(復習+レジメ作成)
  • 月末:30分(スクーリング提出物の進捗チェック)

この形なら、週に合計2〜3時間でも十分回せます。

“視聴するだけ”をやめる:動画は3点セットで見る

通信で差がつくのは、動画の見方です。目的は「全部覚える」ではなく、スクーリングで発表できる形にすること。そのために、動画は次の3点セットで回します。

  • ① 今日の一言まとめ(10〜20文字でOK)
  • ② 受講生に説明するなら?(自分の言い換えを1つ書く)
  • ③ 現場例(自分の経験・施設の事例を1つ当てはめる)

これだけで、視聴が“授業づくり”に変わります。ノートが増えるほど偉いのではなく、アウトプットが増えるほど強いと考えてください。

スクーリング対策は「レジメの骨子」から逆算する

動画期間のゴールは、スクーリングで出すレジメ(資料)と模擬授業を整えること。おすすめは、最初から完璧な資料を作ろうとしないことです。まずは骨子だけ作りましょう。

  • ・タイトル(今日のテーマ)
  • ・ねらい(この授業で何ができるようになる?)
  • ・キーワード3つ(専門用語は3つまで)
  • ・現場例(1つでOK)
  • ・まとめ(結論を1行)

骨子ができたら、動画を見るたびに“肉付け”していくだけ。これが一番ラクで、最短です。

通信学習の落とし穴:倍速視聴の使い方を間違えない

倍速視聴自体は悪くありません。ただし、教員講習会の学習は「情報収集」ではなく「伝える練習」です。なので、
1回目:等速(理解と構造をつかむ)
2回目:倍速(全体復習)
3回目:必要部分だけ停止して言い換えを作る

この順番が安全です。倍速だけで走ると、スクーリング前に「話せない」「まとめられない」となりやすいので注意してください。

忙しい週の“最低ライン”を決めておく

最後に、継続できる人が必ずやっていることがあります。それが、忙しい週の最低ラインを先に決めること。たとえば、

  • ・動画を5分だけ見る(ゼロにしない)
  • ・一言まとめだけ書く(10秒でOK)
  • ・レジメの見出しだけ更新する(1行追加)

この“超ミニ学習”を入れておくと、学習が途切れず、次の週に戻りやすくなります。通信は、完璧主義より継続主義が勝ちます。

次章では、受講前に多くの方が気になるポイント、「受講料88,000円の内訳感・追加でかかる費用・損しない準備」を整理して、通信受講の不安を一段減らしていきます。

第6章:受講料88,000円は高い?安い?|追加費用と“損しない準備”を整理


「実務者研修教員講習会 通信」で検索する方が、最後まで迷いやすいのが費用です。結論から言うと、受講料は“高いか安いか”ではなく、「どこまで含まれていて、何が別でかかるのか」を分解すると判断がラクになります。ここでは、受講料88,000円を前提に(※金額は募集時期や改定の可能性もあるため、最終的には公式案内で確認してください)、通信型で想定しておきたいコストを整理します。

① 受講料に含まれやすいもの|通信でも価値が出る部分

通信型の受講料には、一般的に次の要素が含まれます(講座ごとに差はあります)。

  • 動画(オンライン)講義の視聴権(受講期間内)
  • スクーリング(2日通学)の参加費
  • 演習・発表・フィードバックなどの指導
  • 修了に必要な手続き・運営コスト


通信だと「動画を見るだけで終わり?」と不安になる方もいますが、教員講習会の価値は、模擬授業・レジメ発表・評価の考え方など、“教える力”をアウトプットで鍛えられる点にあります。ここがあるから、修了後に実務者研修の講師として立つ時の心理的ハードルが下がり、結果として「費用以上の回収」につながりやすいです。

② 追加でかかりやすい費用|ここを見落とすと後悔する

受講料とは別で、見落としがちな費用がこちらです。

  • テキスト代(指定2冊など/各自購入のケースが多い)
  • スクーリング会場までの交通費
  • 遠方の場合の宿泊費(前泊・後泊が必要になることも)
  • 印刷費(レジメ・指導案を紙で出す場合)
  • オンライン視聴環境(Wi-Fi、イヤホン、PC等)


特に、遠方から参加する方は交通・宿泊の比重が大きくなります。ここを甘く見積もると、受講直前に「やっぱり厳しい…」となりがち。逆に言えば、通信型は通学回数が2日に集約されている分、交通・宿泊が“最大2往復で済む”という読みが立ちやすいのがメリットです。

③ “時間コスト”も費用として考える|通信の本当の強み

実は、通信型の最大の節約は「お金」より時間です。通学が複数回あると、移動・準備・休憩も含めて半日〜1日が消えます。通信型は、学習の中心が動画なので、
「移動時間が学習時間に変わる」
この効果が非常に大きいです。仕事を続けながら資格取得(そして講師デビュー)を狙う方にとって、時間コストの削減は、そのまま生活の安定につながります。

④ 損しないための準備チェックリスト|申込前にこれだけ確認

費用で後悔しないために、申込前に次を確認しておくと安心です。

  • 受講料に「スクーリング2日分」が含まれているか
  • テキストは別購入か(指定書籍名・版も含めて確認)
  • スクーリング会場と開始時刻(前泊が必要か判断)
  • 提出物(レジメ等)の形式:紙かデータか、締切はいつか
  • 動画視聴期間(いつからいつまでか)

この5点だけ押さえると、費用もスケジュールもブレません。

⑤ 「回収できるか?」の考え方|講師としての未来から逆算

最後に、費用の判断は“今”だけで見ないのがコツです。教員講習会は、修了がゴールではなく、講師として稼働できるスタートラインです。たとえば、実務者研修の講師として継続的に登壇する、介護教育の仕事の幅を広げる、指導者としてキャリアの選択肢を増やす。こうした未来から逆算すると、88,000円は「消費」ではなく「投資」として捉えやすくなります。

次章では、いよいよ修了後の話に踏み込みます。通信で最短修了したあと、「実務者研修の講師として実際に何を準備すればいいか」「教える現場で信頼される人の共通点」を、具体的に解説していきます。

第7章:修了後が本番|「教壇に立っても困らない」講師になる準備


実務者研修教員講習会(通信)は、修了すれば「講師になれる権利」が得られる――この点だけを見ると、ゴールは“修了”に見えます。ですがベストウェイケアアカデミーは、「権利取得がねらいではなく、教壇に立っても困らない教員を養成する」ことを明確に掲げています。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])
つまり、受講を検討しているあなたにとっての本当のゴールは、修了証ではなく「初回の授業を安全に回し、受講生に理解を届けられる状態」です。ここでは、修了後すぐに動けるように、講師デビューに必要な準備を現実的に整理します。

① 最初の仕事は「授業の台本化」|指導案が命綱になる

講師として最初につまずくのは、知識量ではなく“授業運営”です。伝える内容が正しくても、順番が散らかると受講生は迷子になります。だからこそ、講座内でも「指導案の重要性」や「模擬授業・レジメ発表」が強調されています。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])

修了後、まずやってほしいのは、あなたが担当する科目の1コマ分を、以下の形で台本化することです。

  • 導入:受講生が「聞く理由」を持てる問いかけ
  • ねらい:今日できるようになることを1文で
  • 本題:キーワード3つに絞って説明→短い確認
  • まとめ:要点を3行で回収
  • 評価:小テスト/口頭確認/ワークの観点を明確に


ここまで落とせると、緊張しても授業は崩れません。逆に「何となく話す」は、最初の現場では一番危険です。

② “質問対応”は準備で勝てる|制度・評価の土台を固める

教壇に立つと、受講生は制度的な質問もしてきます。ページでも「制度的なことも質問を受ける」「正しく理解することで何を伝えるべきかが見える」と触れられています。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])
だから、修了後は次の2種類の質問を想定して準備しておくと安心です。

* 内容理解の質問(例:「ICFって結局何に使うの?」)
* 運用・評価の質問(例:「レポートはどこまで書けばいい?」)

ポイントは、全部を即答できることではなく、「答え方の型」を持つことです。
「質問を言い換えて確認→結論→理由→具体例→必要なら確認して次回共有」
この型があるだけで、受講生の安心感が段違いになります。

③ いきなり完璧を狙わない|最初は“再現性”で信頼を取る

講師デビュー直後は、上手に話すより、毎回同じ品質で授業を提供できることが信頼になります。おすすめは最初の3回を「固定化」することです。
たとえば、導入の問いかけ、板書(またはスライド)の型、確認問題のパターンを固定してしまう。これだけで授業が安定し、受講生の満足度も上がります。

そして余裕が出たら、少しずつアレンジする。ベストウェイの通信講座は、動画で何度も見返せるコンテンツになっているので、修了後も“振り返り教材”として使えるのが強みです。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])

④ “使える講師”になる人の共通点|学び続ける設計を持っている

講師として伸びる人は、例外なく「改善の型」を持っています。シンプルに言うと、授業後にこれだけ回している人です。

  • 受講生がつまずいたポイントを1つ記録する
  • 次回の言い換え・例えを1つ追加する
  • 確認問題を1問改善する

これを続けると、半年後には別人のように授業が上手くなります。

ベストウェイケアアカデミーの方針としても、「とにかく資格が取れればいい」という姿勢の方は遠慮してほしい、とまで書かれています。 ([ベストウェイケアアカデミー | かいごの学校][1])
これは厳しさではなく、受講生の学びを守る“プロの基準”です。あなたが講師として自信を持つためにも、修了後の改善ループを最初から設計しておきましょう。

次はいよいよ最後のまとめ、「おわりに」で、通信で最短修了するための要点と、受講の決め手を締めます。

[1]: https://www.e-bestway.net/jk.html "実務者研修教員講習会(通信)ベストウェイケアアカデミー"

おわりに

実務者研修教員講習会 通信は、「忙しくて通えないから無理」と諦めていた方にとって、現実的に講師への一歩を踏み出せる選択肢です。動画で学び、2日通学のスクーリングでアウトプットする流れなら、仕事を続けながらでも最短修了を狙えます。ただし、通信だからこそ大切なのは“見る”ではなく“使える形にする”こと。授業の型(導入→ねらい→本題→まとめ)を作り、専門用語は言い換えを準備し、レジメは骨子から育てる。これだけでスクーリングの不安は大きく減ります。
受講料88,000円は決して小さくありませんが、通学回数を抑えて時間コストを削減でき、修了後に講師として活動できる可能性を広げる「投資」として捉えると判断しやすくなります。修了はゴールではなくスタートです。安全に失敗できるスクーリングで一度経験を積み、授業後の振り返り(つまずき→言い換え→確認問題の改善)を回すことで、半年後には「教壇に立っても困らない自分」に近づけます。
ベストウェイケアアカデミーでは、資格取得だけを目的にせず、模擬授業や指導案づくりを通じて「伝える力」を鍛える方針を掲げています。受講を決めたら、動画を見終えることより、スクーリング当日に“3分で説明できる版”を作ることを最優先に。準備ができていれば、当日は緊張しても大丈夫です。詳細な日程や申込方法は公式案内で最新情報を確認し、不明点は早めに問い合わせて解消しましょう。行動が早いほど、学習も気持ちも余裕が生まれます。心から応援しています。

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専門家

馬淵敦士(ケアマネージャー)

ベストウェイ・ケア・アカデミー

全国平均で、ケアマネ合格率20%・介護福祉士合格率70%の試験を、私の講義を受講された方はケアマネ60%、介護福祉士90%と、全国平均を大幅に上回ります。(2023年10月現在実績)

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