何故時間が経つと入れ歯が緩くなるのか？

2022年10月18日

テーマ：入れ歯相談

コラムカテゴリ：医療・病院

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。

入れ歯をお使いの方はよくお分かりと思いますが、
入れ歯を作ってしばらくすると、入れ歯の下に食べかすが入ったり、
動いたり外れやすくなったり、そのせいで噛むと痛くなったりすることがあります。

それは、作った時と顎の型が変わって、入れ歯はそのままですので隙間が生じてきます。
意外と何年も変化がないことはありませんが、変化の度合いが少ない方と、
早期に大きく顎の骨の形の吸収が多い方が見られます。

もちろん顎の骨の骨量が多い方と骨量の少ない方を比較すると、
少ない方の方が、少しの吸収でも感じ易いのかもしれません。

部分入れ歯ですと残っていた歯が歯周病のためダメになったり、歯数の変化もあり、
そのため我々歯科医は部分入れ歯を新製する時は、できるだけ長期間お使いいただくために、
早期に抜歯に移行する可能性のある歯は、抜歯をお願いすることもあります。

何れも患者さんの状態それぞれですので、よく歯科医師とご相談の上治療をお受け下さい。