睡眠時無呼吸症候群の睡魔について
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
睡眠時無呼吸症候群の患者さんの昼間の眠気については、交通事故を引き起こすことで知られています。
当院の患者さんの話ですと、突如として眠ってしまうそうです。
中には、食事中に寝てしまって、テーブルの上の味噌汁に頭を突っ込んだ方や、
入浴中にお湯の中にブクブクと入ったり(一人では危なくて今は家族と一緒に入浴している)、
笑い話のようですが、電話中に寝てしまったり、トイレで用を足している時に寝てしまったり、
などと話題にはこと欠きません。
もちろん交通事故となると他人を巻き込むこともあり、患者さんご本人も不安なわけです。
まったく夜間の睡眠時間が足りていないわけでもなく、しかしいつも眠気がある。
このため仕事上のトラブルも多く、だらしないなどの汚名を頂戴することもあるそうです。
実はこの日中の眠さ(日中傾眠)の原因は閉塞性睡眠時無呼吸症候群の特徴なのです。
このパターンは
睡眠中の気道の閉塞 → 無呼吸 → 血液中の酸素分圧の低下・二酸化炭素分圧の上昇
→ 覚醒 → 気道の解放と過剰換気 → 睡眠
このようなサイクルを一晩中繰り返します。
気道が狭まると換気不足となり、血液中の酸素飽和度の低下や二酸化炭素の量の増加が置き、
脳が一時的に覚醒となります。この時の大イビキは閉塞された気道の解放のためです。
お悩みの方はまずは無呼吸検査を受けて下さい。