睡眠時無呼吸症候群の体への負担
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
睡眠時無呼吸症候群という病名は最近では随分広く知られるようにはなりました。
当歯科医院で無呼吸治療を始めた2000年頃と比べるとTV、マスコミなどの広報活動により、
多くの方が知るところとなり、保険適用も加わり、早期の検査、治療を受けられるようになりました。
昔はイビキに焦点が当てられて、人に迷惑をかけるためということで、
治療開始の動機となりましたが、(もちろん現在でも治療開始の主訴の上位です)
本当の無呼吸の怖さは重症となると低酸素状態となり、
健康な人と比べて、脳卒中では約3.3倍、高血圧では2.7倍、不整脈では4倍、糖尿病では1.6倍と、
高い比率で病気にかかりやすくなると言われています。
また心不全や心筋梗塞などの状態がひどい場合は突然死につながる場合もあると言われています。
それ以外に日中の眠気が突然起こるために車の運転中の居眠り事故、
就寝時の酸素不足による早朝の頭痛や疲労感など何れも日常生活に問題を起こしかねない事ばかりです。
しかし患者さんの多くはこの病気が原因での体調の変化に気付かないことも多く、
社会生活に不安を抱えて生活されています。
このような症状をお持ちの方は是非無呼吸検査を受けられて、体調改善に努めていただきたいと思います。