入れ歯の定期検診と入れ歯クリーニングでさわやかな息を保ちましょう!
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
入れ歯の取り扱い、黒くなる入れ歯の清掃方法についてご質問をいただきました。
当医院でも患者さんからの要望の多い質問ですので説明したいと思います。
Q)入れ歯を毎日洗浄剤に浸けていますが、入れ歯に付いた黒い色が取れません。
どのようにしてきれいにしたら良いのでしょうか?
A)私たちが使用する入れ歯。いつまでもきれいに使いたいのは大変良いことです。
入れ歯をご使用いただくためには、毎食後義歯用のブラシに食器用の洗剤が石鹸をつけて、
入れ歯に付着する汚れ(歯垢)を除去していただきたいと思います。
清掃せずに放置していると、歯垢(ぬめり)がすぐ入れ歯の表面に層のように重なります。
そこにお茶や色の濃い飲み物、食べ物の色が付着しやすくなり、
汚く見えてしまいます。
まず入れ歯の表面を洗ったお皿のように清潔にして頂きたいと思います。
しかしそれでも習慣性の飲料やタバコ、赤ワインなどが入れ歯に付く黒色の原因となります。
当然洗浄剤のご使用はお勧めしますが、なかなかテレビコマーシャルのようにはいきません。
当医院では汚れの多く付いた入れ歯のクリーニングも行いますが、
入れ歯に付いた歯石を削り取り、ガンコな汚れは削り取っています。
表面の軽い着色は研磨剤で磨いてきれいにしています。
まずは入れ歯の清掃をまめにして頂いて、汚れを溜めないことが大切です。
ご家庭では超音波洗浄機の使用をお勧めしています。
歯科医院での販売とはなりますが、「スティンクリーン」和田精密歯研株式会社販売の、
入れ歯専用の着色除去目的の入れ歯洗浄剤をお勧めしています。
よく洗った入れ歯をスティンクリーンを溶かしたプラスチックなどの筒状の容器に入れ、
超音波洗浄機に5~10分かけるか、一晩浸け置きすると随分きれいになります。
我々は無色透明なものを食べたり、飲んだりしているわけではありませんので、
「歯のクリーニング」にも言えることですが、定期的な歯科医院でのメインテナンスを
お受けいただくことが、入れ歯を清潔に保つことと思っています。
ご相談等がございましたら、当歯科医院までご連絡下さい。
よろしくお願い申し上げます。