患者さんからの「やわらかい入れ歯」の質問をいただきました。

2021年2月23日

テーマ：やわらかい入れ歯

コラムカテゴリ：医療・病院

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。

患者さんから「やわらかい入れ歯」のご質問をいただきましたので掲載させていただきます。

Q）今までの入れ歯では、痛かったり、合わなかったりしたのですが、
　この「やわらかい入れ歯はどう違うのですが？
　
A) 従来の入れ歯が痛くて食べられない、合わない原因は色々あると思いますが、
　　原因の一つに考えられることは、入れ歯の素材そのものが硬いことがあると思います。

　　入れ歯の顎の状態として、良い条件の方は硬いプラスチックや金属の素材でも痛みはあまりありません。
　　しかし、歯ぐきが変質していたり、顎の骨に骨隆起などの突起物が認められる条件の悪い状態ですと、
　　入れ歯の硬い素材では痛くて食べられません。

　　まずは患者さんの指で口の中の歯ぐきの部分を触ってみてください。
　　それでも痛い場合は、通常の硬い素材は向いていないと思います。

　　「やわらかい入れ歯」は入れ歯の歯ぐきに接する部分には、
　　やわらかい素材のバイオシリコーンを使用しています。
　　当然ながらやわらかい歯ぐきにピッタリとした感触が得られます。

　　また「やわらかい入れ歯」は今まで入らなかった歯ぐきの深い所まで覆うことも可能で、
　　患者さんの口にピッタリ合った入れ歯を作ることができます。

　　バイオシリコーンも柔らかさも3段階から患者さんに合う柔らかさを選ばせていただきます。
　　あなたに合った「やわらかい入れ歯」で食べたいものは何ですか？

　　
　多くの患者さんが入れ歯で食べることに対して、　
　痛みのため諦める方が多いことに歯科医として残念な気持ちでいっぱいです。
　実際患者さんの難易度も様々で事実私には手に負えない難症例も今までありました。
　少しでも患者さんの食生活が改善いたしますようにご相談させていただきたいと思います。
　是非よろしくお願い申し上げます。　