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津谷良(つたにりょう) / 歯科医

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コラム

骨隆起のため入れ歯で噛むと痛くて食べられません!

2021年1月26日

テーマ:ブラキシズム

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



鏡で下顎の舌側を見てください。
犬歯から小臼歯、大臼歯あたりに硬く盛り上がった、
また球状の突起が見られませんか。

これが骨隆起、骨の膨隆と思われます。

私たち歯科医は毎日患者さんの口腔内を診ていますが、
骨隆起の大小はあるにせよ、結構高確率で認められます。
2~3ミリ位の球状のものから、1センチくらいの骨の膨隆が認められるものまで、
1個から5~6個くらいまで様々な形状と大きさで存在します。
片側だけであったり、両側にわたって認められるものも。

骨隆起とは骨の表面から外側に向かって骨が増殖したもので、
下顎小臼歯舌側や上顎の大臼歯の頬側、また口蓋によく見られます。
発生原因はよくわかっていませんが、遺伝や噛む力との関連性が指摘されています。
当医院の患者さんで大きくなって、舌があまり前方に動きにくい方もいます。

通常では問題は少ないのですが、入れ歯を作る時にはこの骨隆起が邪魔となります。
入れ歯の床の部分が骨隆起に当たると痛いのです。
特に総入れ歯の患者さんにとって普通の食事をとることが難しいのです。
従って外科的に削除するか、柔らかい素材を入れ歯に使用するかなどの選択となります。

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津谷良

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