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コラム

食べる前に口の体操をしっかり行ってから食べ始めましょう

2020年11月24日

テーマ:介護

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。




食べたい。しかし食べられない.。
噛むことはできても、むせたりしてうまく呑み込めない。
このようなことはありませんか?

慌てて食べようとしているわけでもありませんが、飲み込むときがしんどい。
これは「嚥下障害」です。

私たちは口腔内で食物を咀嚼して、嚥下する時に呼吸を止めて飲み込みます。
気管を喉頭蓋がふさいで食道に食物を送り込んでいるのです。
しかしこの機能が低下して、赤ちゃんのように息をしながら飲み込もうとすると、
当然誤嚥が起こりやすくなります。

このために口の機能、舌の可動域の改善が必要です。
よく示されているように舌を大きく出したり、口角を舐めるようにペコちゃんポーズをしたり。
舌を口の中で動かしたり、押さえつけたり、ねじったり。

食物を飲み込む時に舌は上顎を抑えるようにつけて喉に咀嚼物を送り込みます。
そのため舌の運動領域が狭くなると、飲み込むタイミングがずれて誤嚥を起こしやすくなるのです。
食べる前の食前体操をしっかりと、特に舌の可動域を増やす運動を行って下さい。

もしむせたら空咳を繰り返し行って、喉に残りやすい食物を出しましょう。
むせることは気管に詰まらないための体の防御反応です。
うまくせき込むことで誤嚥を防止します。
腹筋を使って日頃から咳の練習を行って下さい。

この記事を書いたプロ

津谷良

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津谷良(津谷歯科医院)

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