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津谷良(つたにりょう) / 歯科医

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コラム

認知力、体力が衰えないうちに予備の入れ歯を作りましょう

2020年10月13日

テーマ:介護

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



介護施設に訪問歯科診療に伺うと、外来診療のようにスムースに治療が捗らないことが良くあります。
例えば入れ歯を新しく作る場合でも、施設の患者さんの要介護度によっては困難なことも。
認知度、病気などの体の不自由さなどによって患者さんの協力が得られないこともあるわけです。

そうすると歯科医として入れ歯が作れない、
もし作れたとしてもこの患者さんに使用してもらうことそのものが理解できないことが想像できる場合、
歯科医として残念な気持ちと申し訳ない気持ちになります。

もちろん食べたいという意欲が強い時とうまく入れ歯の作製時がかみ合えばしっかりと食べられることもあり、
やってみなければ解らないというのが現実のようです。
食欲があるのが自然な姿であり、食べることで患者さんの生活、健康を支えることが入れ歯の目的であります。

何度も書いていますが、そのためにはお元気なうちに、もう一つ予備の入れ歯を作られることをお勧めします。
高齢になり認知症も進んででからでは患者さんも入れ歯を作る体力や我慢強さも薄れてきます。
予備の入れ歯があれば、修理、調整で使いやすくなり、早期に患者さんに馴染んでいただけます。

入れ歯が無ければ、介護スタッフの方と相談して食材を刻み、ペースト食と入れ歯が無くても食べられる食形態に変更せざるしかありません。
食べられることは認知症の予防に役立ち、患者さんにとって生活の自信にもつながります。
是非お元気な内に予備の入れ歯の作製をお勧めします。

この記事を書いたプロ

津谷良

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津谷良(津谷歯科医院)

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