コラム
残っている歯がもし無くなったら、今の入れ歯は?
2017年8月1日
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
部分入れ歯を作る時に「残っている歯がいつまでもつだろうか?」
「入れ歯を支えている歯がもしダメになったら、
また新しく入れ歯を作り替えなきゃいけないだろうか?」
このことはよく患者さんからご質問頂くことです。
長い間お使いの歯は若い時のようにしっかりとしていてびくともしない、
なんでも噛めて、調子が良い。
残念ながら、このような歯はごくまれです。
私は初診時に口の中を見せて頂いて、残っている歯を3タイプに分けます。
1)まずは全く使うことが出来ない歯
(例えば、歯が折れていたり、グラグラと動きが多くて使えないく、痛みや腫れを伴っている歯など)
2)次にしっかりした歯で、治療をすればまだ使えそうな歯
3)まだこの歯があれば入れ歯の安定に大きく寄与したり、噛むことにメリットを感じれる歯
当然 1)に該当するものは抜歯となります。
2)はある程度健康な状態、治療後入れ歯支持のキーポイントとなる歯です。
問題は 3)の場合で半年~1、2年(いわゆる短期間のリリーフ)使えれば良いケースと、
3~5年間位残れば良いと考えた場合です。
患者さんの歯の条件にもよりますが 3)のタイプは、
上記のように1または2タイプに分けて処置を行い、とりあえず保存の方向へと対応します。
この場合に将来のリスクを大きく取ると 1)のケースに含まれ抜歯が増えてきます。
それの不安定な要素とは患者さんの日常生活習慣(歯ぎしり、口腔ケアをきっちり行ってもらえるか?)や
糖尿病などの全身的な病気で歯や歯周病に影響の多い体の病気の有無についてです。
実際全て予定どうりには行かず、予想外のことも結構長い間には起こることあります。
そのために入れ歯は修理が出来る設計をあらかじめ考えておく必要があります。
新たに抜歯を行って、今までの入れ歯を修理するということです。
中には長期間入れ歯をお預かりすることもありますので、
その場合は予備の入れ歯が必要なケースもあります。
また中には新しく作り替えのこともあります。
いずれの場合もよく患者さんと話しあって、決めさせていただきたいと思います。
入れ歯を作る場合の私の残存歯の考え方について書かさせていただきました。
いつでもご相談下さい。
まずはお電話にてご予約下さい。
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