彷徨う歯と顎の噛み合わせのズレ

2016年10月4日

テーマ：入れ歯相談

コラムカテゴリ：医療・病院

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。

入れ歯で上手に食べ物をこなせる様になるためには、
やはり慣れが必要です。
歯が残っている部分入れ歯では、どうしても残っている歯の部分で、
食材を噛んで潰そうとします。

もちろんそれは当然の事なのですが、今まで顎が歯が多くまたは噛みやすい場所で噛んでいたため、
歯を失った期間が長い程どうしても顎がズレて、偏って食べていたというのが真実のようです。
しかし部分入れ歯を入れて歯を失った所でも噛めるようになると、
噛み合わせのズレがやがて解消してくることが多く見られます。

長期にわたる歯の無い期間が続くと、
どこで今まで噛んでいたのか体が忘れてしまうようです。
特に失った歯の数が多い程、その傾向が多くなります。
ですから歯を失って、抜けた場所が治ったら、早く入れ歯を入れる事をお勧めします。

歯科医の我々もすでに歯を多く失われてから長い期間経ってご来院いただいても、
以前の歯の位置や噛み合わせの状態が解らず、このあたりであろうか？と推測することも。
入れ歯の噛み合わせでお困りの方は、早めにご相談ください。