しょっちゅう食べているだらだら食いはむし歯の元!
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
今日は高齢者によく見られるむし歯についてお話します。
高齢者は一般的に唾液の分泌量が若い時と比べて少なくなるために、
口が乾燥しやすくなり、口の中が粘つきやすくなります。
そんな口の中の環境は、唾液の自浄作用が少なく、口腔内細菌によって酸性になってきます。
従ってむし歯になりやすい環境が出来上がってしまいやすくなります。
それを防ぐには唾液量を増やすことです。
口の中の汚れは唾液の自浄作用によりある程度きれいになり、唾液は食べカスを洗い流し、
細菌で酸性になった口の中を中性に戻す働きをして、口臭を抑える効果もあります。
ですから、唾液は舌を動かし、ものを噛んだり、頬を動かしたり、話したりなど、
口の機能を活発に使うことによって、唾液腺が刺激され、.
唾液量が増えてきます。
実際口腔内乾燥が進むと、食べ物を飲み込む事も難しくなり、
残った歯にむし歯がイッキに増えてきます。
特に注意頂きたい場所は歯の歯根面と呼ばれる歯と歯グキの境目です。
歯周病などの原因で歯肉が下がり、歯の根っこが露出した部分のことで、
その場所はエナメル質が薄いため、むし歯になりやすい部位です。
またあまり強く歯ブラシで擦ると根っこの部分が磨り減って、摩耗してしまいます。
ですからこの部位の清掃はデリケートなため、タフトブラシなどでの丁寧でマメな清掃が必須となります。