医療クレームゼロを目指すなら「マナーの見える化」から始めよう

今日は、60代の男性から実際に伺った話をシェアしようと思います。
その方は長年同じクリニックに毎月通っていました。
先生の診療には不満はなく、むしろ信頼していたそうです。
しかしある日、いつも通り受付で診察券を出したところ、スタッフから
「何しに来たのですか?」
と返答に困る質問をされたそうです。
「何しに来たのか…?毎月来てるのに…」
心の中でそう感じながらも、その日は我慢して診察室へ向かいました。
診察室に入り、椅子に腰をかけて先生に挨拶をしようとした瞬間、看護師さんから
「座らないで、ベッドに行ってください。」
と矢継ぎ早に言われたそうです。
患者さまの立場からすれば、
・自分が毎月来ているが不足そうな受付対応
・椅子に座る間もなく促される看護師対応
こうした“小さな違和感”の積み重ねが「もうここには来たくない」
という気持ちに繋がってしまいます。
結果、その方は別の病院へ転院する決断をされたそうです。
第1部:患者様の心が離れるのは“些細な違和感”から
患者様は、最初から選べないのです
- 「笑顔で迎えられるか」
- 「名前を覚えてくれているか」
- 「声のトーンが安心感をくれるか」
不安を抱えている患者さまにとってはたったこれだけで、医院・クリニックの印象は変わるものなのです。
先生の治療やお人柄に信頼があるのに、
受付やスタッフ対応で小さな違和感が積もると、他院への転院を考えるきっかけにもなるのです。
これは患者様が“わがまま”だからではなく、
「安心できる場所で診てもらいたい」という自然な気持ちの表れです。
第2部:現場スタッフの先にある課題
ではスタッフ側はどうでしょうか。
現場は常に忙しく、患者様対応だけでなく会計、電話対応、次の準備などに追われていますよね。
「丁寧に対応したい」と思っている可能性はあります
- つい機械的な言葉や態度になる
- つい笑顔を忘れてしまう
- 目の前の患者様より次の業務が気になる
もし良い接遇方法を知らないとしたら、このようなことが起こるのも無理はありませんよね。
ただ、ここで大事なことはスタッフを責めるのではなく
「環境や仕組み」で解決する視点を持つことなのです。
まずは小さな一歩から始めませんか。
「接遇を変えると、経営が変わる」 と感じてもらえた院長先生へ
【院長先生・経営者様向けセミナー】申込みはこちら⇩
[大見出し]第3部:経営者・院長ができる具体的な第一歩
院長先生は診療・経営・スタッフ育成と多忙
「接遇が大切なのはわかる。でもどこから始めたらいいかわからない」と感じるのは自然なことです。
しかし、実は接遇改善は外部講師よって研修することで効率良く
「経営者や院長の想い」を伝え、接遇をスムーズに変えられるのです。
例えば、「医療接遇」の研修では
- スタッフ同士で患者様対応ロールプレイをする・・・患者さま目線で体感できる
- 笑顔で目を見て名前を呼ぶことを徹底する・・・「今」何ができるのか体験する
- 挨拶のタイミングを統一する・・・30秒の印象を大切にする
この結果として患者様に安心感を届けられます。
「また来たい」と愛され続ける医院として自然と紹介や再来が増えていきます。
【まとめ】
患者様は治療だけでなく“安心できる場所”を選んでいるのです。
接遇改善はスタッフの負担を増やさず、医院の未来を守ってくれます。
まずは小さな一歩から一緒に始めませんか。
「接遇を変えると、経営が変わる」 と感じてもらえた院長先生へ
【院長先生・経営者様向けセミナー】申込みはこちら⇩
小さな一歩が、未来を変えるきっかけになります。
ぜひお気軽にご参加ください。



