新入社員の名刺の扱い方　【社員研修】

先日、オフィスで仕事をしていると、ノックの音が聞こえました。

ドアを開けると、 1人の若い男性が笑顔で立っていました。

きちんと名前を名のり、お辞儀をし、こちらの都合も確認されました。

聞けば、証券会社の新入社員で、この4月から岡山に配属され、
毎日、営業に回っている、とのこと。

まずは、名刺を差し出し、改めて挨拶と名のりをされました。
私の名刺もお渡ししました。

名刺交換も丁寧にでき、きちんとした好青年、という印象をもちました。

毎年、いろんな企業さんの社員研修の講師をさせていただく私にとって、
新入社員のマナーには大変興味があります。

続いて、自分の会社のリーフレットを差し出されたのですが…。

なぜか片手で…。

不思議に思い、もう一方の手を見ると、先ほど渡した私の名刺を、
名刺入れの上に載せて持っていました。

そこで、
「大切なリーフレットを、どうして両手で渡さないんですか」
と尋ねると、

「社員研修でマナーの先生から、立ってお客様と話すときは、
名刺入れの上に名刺を載せたまま話すように、と教わったので」
という答え。

初々しく素直な青年でしたので、こんな場合は、名刺を先にしまって、
お客様には両手でリーフレットをお渡しすることが大切ですよ、
とお教えしました。

基本に忠実なのは良いのですが、時と場合によって、
臨機応変にマナーを使いこなしてほしいものです。

新入社員のみなさんも、入社して約2カ月が経ちましたね。
まだまだ覚えることが多く、慣れない点もたくさんあって大変だと思いますが、
失敗を恐れず、頑張ってくださいね。

　　




　　　　　　　　　　　　　 ESA人材プロデュース
　　　　　　　　　　　 　　　　 小原 悦子


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