調子を出していこう!
「合格しました!おがけで人生が変わりました!」
嬉しい電話を、今年も頂きました!
実は、昨年夏に同じ嬉しい報告をしてくれた若者の紹介で
今年も「秋採用」を目指す青年が個人レッスンに来ていたのです。
話を聞くと、昨年の青年と今年の彼とは中学の同級生。
共に、野球部で汗と涙と笑いの青春を送った仲間だとのこと。
二人は昨年夏、同じ消防署の試験を受け、
一人は合格、一人は残念!という結果だったということです。
その時合格を手にしたK君が、面接の時自信に溢れ、堂々としていたことが
残念な結果をもらったN君の脳裏に焼き付いていたそうです。
彼らが住む町の消防は、25歳までが応募の条件。
K君から「音や」の話を聞いたN君は
今年秋のラストチャンスに掛けるため、音やにやってきたのでした。
さて、N君はとても真面目な感じの好青年という印象。
しかし、人の命に係わる仕事につくには「人が良すぎる」という印象でもありました。
彼は正直で人が良いため、聞かれたことに愚直にすべて答えようとしてしまいます。
面接は限られた時間での質疑応答ですので
だらだらとしゃべっては駄目です。
要点をすっきりと!!
そんな話し方を身につけるのが最優先課題に思えました。
身のこなしは・・・悪くはありませんが、キレが今一つです。
ここも要注意ポイント。
学生時代の4年間、テコンドーをしていたとのことですから
もし面接の時、テコンドーの話が出たら実演して見せるようアドバイスし
動きの練習を何度もしました。
さすがに体にキレが出て、頼りがいのある男に見えてきます。
いざという時、力を発揮してくれそうです。
体のキレはここから持ってきて、
ドアのノックや入室の仕方、大きな声での挨拶など、一つ一つ確認していきます。
そして、肝心な受け答え。
相手(面接官)が聞きたい必要なことに的確に答え、さらに有効な+αがあれば完璧です。
無駄な言葉は省いていきます。
・自己紹介
・希望動機
・この仕事に必要なこと
・それを身につけるために、どんな努力を?
・どんな消防士をめざすか
などなど、想定できる質問は限られています。
(消防士に限らず、あなたが目指す職業でも同じです)
想像できる質問項目について、まずは答えを書いていきましょう。
書くことで、自分の考えを整理することができます。
自己紹介は前にも書きましたが、完璧に練り上げることが大切です。
わずか30秒、60秒の中で自分を悔いなく伝えましょう。
そのために考え抜くのは当り前のことです。
N君の場合は、とても良い名前でしたので、そこから印象的な自己紹介を作りました。
入室の時の、体と言葉のキレ。笑顔。元気な声。
それに続く「自己紹介」の印象。
まずはここまでで、かなりのことが決まるといっても、過言ではありません。
何度も言いますが、「笑顔」「挨拶」「元気な返事」
それに「礼儀正しい体のキレ(立ち居振る舞い)」
これら必須アイテムを身につけ、立ち向かいましょう。
そして「話す内容」をしっかりと練って用意すれば、完璧です。
ただし「千古一回の新」
どんなに練習しても、今初めてのように初心を忘れず。
これらを身につけ用意する過程で、自分と向き合い
言葉に相応しい自分を構築していかなければなりませんよ。
嘘はすぐにバレてしまいます。
面接官は百戦錬磨。うわべだけの人間はすぐに見抜きますから。
しっかりと準備することが、相手への誠意にもなるのです。
N君。
本当におめでとう!!
晴れて、尊敬する先輩や、親しい仲間たちと同じ土俵に立ちました。
君たちの現場は命にかかわるとても厳しい現場です。
しっかりと動きながら、市民に安心を届けられる消防士目指して!
これからも頑張れ!
応援しています♪