咬み合わせは神合わせ
冷たいものを飲んだり、熱いものを食べたりすると
「歯がしみる!」
という方は少なくないと思います。
そもそも「歯がしみる!」のは、生体の危機察知能力のせいです。
わかりやすく言うと
「このまま放置すると、より深刻な状態になりますよ~」
「過度な負担がかかっていますよ~」
というようなお知らせ機能だということです。
そういう症状がでると、ほとんどの人が歯医者さんを訪れると思います。
そこで原因が突き止められ、適切な対応が施されて症状がなくなれば問題ないのですが
レントゲン写真をとっても何とも無いと
原因が良くわからないと言われたり
対処してもらったけれど症状がおさまらなかったり
という方も結構いるのではないかと思います。
私どもはそういった場合、まず、「咬み合わせ」を疑います。
ほんの少しのことなのですが
隣の歯より強く当たっているとか
力のかかり方が斜めになっていて負担になっていたりとか
そういったことで、全体の咬み方が微妙にねじれて、過度な力が局所に集中してしまい
「歯がしみる!」症状があらわれていることが非常に多いのです。
そんな時は、少しだけ咬み合わせを調整してバランスを取り戻すと
見事に症状が消失します。
その度に「人間の身体って、本当によく出来ているなぁ」と感心してしまいます。