入れ歯と咬み合わせの関係
今回は、咬み合わせの異常を示す"サイン"について述べてみたいと思います。
・左右の顎の関節の動きがシンクロ(同調)しない、顎の関節が痛い
・開口時や閉口時に音がする
・頬粘膜や舌の側面にギザギザの圧痕がある
・歯がすり減っている場所が少なからずある
・噛むと痛く、固いものが噛めないので、歯医者さんに行っても「問題ない」と言われる
・冷たいものや温かいものがしみる
・気が付いたら歯をくいしばっている
・歯がグラグラしている
・何度も同じところの詰め物や被せ物がとれる
・入れ歯で満足に咬めない、いつもどこかに傷ができる
・歯が割れたり、被せ物や詰め物が壊れたりすることが時々ある
以上のような症状がある場合は、咬み合わせに異常をきたしていることがほとんどです。
簡単な調整で咬み合わせのズレを解消できることもあれば
何度も何度も調整を繰り返して、徐々にズレが解消できることもあります。
とにかく、人間の身体は複雑で、精密に出来ており
調整してズレを解消していく中でその性能の高さに驚くばかりです。
多くの場合、悪くなっていったプロセスを逆方向にたどりながら良くなるケースが多いように思います。
問題が生じてからの時間が経てば経つほど、治るのにも時間がかかることが多いので
異常を感知したら、早めの対応をなさることをお勧めいたします。