入れ歯の耐用年数
デメリット
まずはデメリットから述べてみましょう。
総入れ歯と天然歯をくらべると、やはり咀嚼効率が落ちます。
前歯で硬いものを噛み切ったりするのは総入れ歯はしにくいです。
それから総入れ歯を外した時に顔貌が非常に老けたものになってしまいます。
総入れ歯の出来具合によって、顔全体の印象が良くも悪くもなります。
メリット
一方で、あまり言われることが少ないのですが、メリットも当然あります。
表題のように若くして総入れ歯を製作すると、
大抵の場合、顎の骨が十分に残っており、
よく噛める非常に安定性の高いものができます。
また、いつでも取り外せるので、こまめに清掃すれば、
お口の中を清潔に保ちやすいのもメリットでしょう。
また、審美的にも理想的な咬合平面、歯牙の形態などを付与できますので、
意図的に美しい口元を演出することも可能です。
あとは、インプラント治療などに比べるとコストを押えることが出来、
肉体的なダメージも受けずに済みますね。
うまく使いこなしてらっしゃる方は、例外なく、
「なんでも食べられて、口元も綺麗になって、本当に有難い」とおっしゃいます。
「年をとるにつれて歯茎がやせるので、度々作りなおさなければならない。」
などという誤解をしている方が一般的には多いですが、
実は、顎の骨に対して、均等に圧が加わるような総入れ歯をきちんと製作すると、
歯茎がやせるというようなことはありません。
それこそ、一生ものとして使用することが可能です。
もう歯の治療をする必要がなくなるということも大きなメリットでしょうね。
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