大人になって歯茎がどんどん痩せてくる原因と対策

2015年3月9日

テーマ：歯周病

コラムカテゴリ：医療・病院

「歯茎が痩せる」ということを、歯科では「歯肉が退縮する」といいます。
この退縮、生理的なものと病的なものがあります。

生理的には一つ年をとるごとに0.02ミリずつ歯茎は退縮すると言われており、
これは加齢現象なので避けることはできません。
強いて言うなら、歯ブラシを当てた時の圧力が強すぎると退縮が早くなるので、
ブラッシング時の圧力には気をつけなければなりません。

　一方、病的な退縮の原因は、歯周病や咬み合わせ、
それから虫歯や適合の悪い補綴物（治療した歯の詰め物や被せ物）もその原因になり得るので、
まずは現在の自分のお口の状態を歯科医院で十分に診査してもらって、
しっかりと把握することが一番重要です。
そこで問題があれば、治療して改善してもらうと良いでしょう。
でも、一旦改善したからと言って安心するのは危険です。
お口の中の状態は、日々刻々と変化しているので、
定期的（数ヶ月～一年に一回程度）メンテナンスの為に歯科医院を受診するのも大事なポイントです。

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