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コラム
合わない義歯(入れ歯)を使い続けることの影響
2015年2月11日 公開 / 2015年2月12日更新
顎の形にフィットしてない義歯(入れ歯)を使用していると、
食事をしたり、歯を噛み締めた時に、力のかかる部位とかからない部位に偏りが出てきます。
顎の形に適正にフィットしている義歯では、その力を分散して負担するので、
顎の形が変化しにくいですが、フィットしてない義歯ではこの力の偏りが原因で
顎の骨が吸収(減ったり、亡くなったり)してしまいます。
義歯は顎の骨がしっかりしていればしているほど安定するので、
結果的に使用感の良い義歯を制作することができます。
顎の骨が少なくなればなるほど、義歯は安定しにくくなるので、
義歯安定剤などを使わざるを得なくなります。
しかし、この義歯安定剤というのがまた曲者で、
素人の方が義歯のおさまる位置を決めることになるので、
殆どの場合、適正な位置に義歯が配置されません。
ましてや、日替わりで位置が変わってしまうこともあります。
その為、顎に偏った力が作用し、どんどん顎の骨がなくなってしまい、
次に義歯を作りかえる時には、取り返しのつかないことになってしまうのです。
きちんと義歯を制作すると、義歯安定剤を使わず、10年以上安定して使い続けることも可能です。
当院は開院してもうすぐ12年になりますが、開院当時に一般の開業医の先生からのご紹介を受けて
総義歯を製作した方が、一度も作りかえることなく、未だに年に1回の定期検診に通ってくださっています。
「義歯安定剤」に頼らずに、使えば使うほどお口に馴染んできて、
顎の形を変えない義歯こそが、本物の義歯と言えると思います。
2003年 ノアデンタルオフィスを開業してから第一号の総義歯(総入れ歯)の患者様です。
義歯治療が終了した後に、いろんなものを試食して頂いた時の動画です。
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