ノアのこだわり 3 EXAM(イグザム)~診査・診断・治療計画~
当院での治療の大きな特徴の一つは、お口の全体のバランスを考慮しながら、局所の問題を改善していくことです。例えば、顎の関節の状態が数ミクロン変化すると、咬み合わせのレベルでは、10分の1ミリ単位、ひどい時はミリ単位で変化することもあるので、咬み合わせをいくら微細に数ミクロン単位で調整しても、意味が無いことがあるのです。そうは言ったものの、咬み合わせを数ミクロン調整するだけで、頭痛や肩こりなどの不快症状が軽くなったり、無くなったりすることもありますから、あなどれません。
だからノアのこだわりは「木も見て森もみる」。診査の時に、まずは現時点の顎の関節と上顎の歯列の関係を咬合器という器械上に再現して、最もリラックスした位置に下顎の歯列の模型を付着して、咬み合わせの関係を診断していきます。それに、顎の関節の状態を骨と筋肉を触診したり、動かした時の音を聞いたりして診断し、それらを総合的に判断して改善プランを作成します。
咬み合わせのバランスが悪いのも問題ですし、その咬み合わせを構成する歯や歯茎の状態が悪いのも問題です。どちらの問題に対しても、最初から意識を向けて診査・診断していくことで、今の悪い状況を引き起こしている真の原因が明らかになることが少なくないのです。
歯はお口の一部、お口は顔の一部、顔は身体の一部、身体は自分の一部、自分は家族の一員・・・全てに関連性があります。ノアの仕事はお口の環境改善ですが、「命楽しみ給え=人生を楽しんで頂く」これこそがノアのモットーですから、できるだけ皆さんの「人生」という大きな森をみるように普段から心掛けています。