NOAHの信条 4 〜反復が価値を産む〜
「目的展開」という言葉をご存知でしょうか?
今、自分が取り組んでいる事柄を言葉で定義して、「その目的は?」と問いかけ続けていくことです。
つまり、今の自分の言動が何の為に行われているかということを、どんどん深堀りしていくことで、最も適切な問題解決の手法を導き出したり、組織の意識を統一することに役立てたりすることが可能になります。
例えば、あなたが「資格をとる為の勉強をしている」とします。
そこで問いかけます「それは何の為に?」
「就職活動で有利になる為に」
更に問いかけます「それは何の為に?」
「自分の働きたい職場に就職する為に」
更に更に問いかけます「それは何の為に?」
「生きがいのある人生を送るために」
更に更に更に問いかけます「それは何の為に?」
「生きがいのある人生を送ることで、社会に貢献する為に」
このように次から次へと目的の内容を深堀りすることで、「資格をとる為に勉強をする」という行為を意識する時の深みが増していくのです。
ここで言う深みとは、
ただ、単に「就職活動で有利になりさえすれば良い」という意識で行う勉強と、
「生きがいのある人生を送り、社会に貢献する」という意識で行う勉強との間に生まれる意気込み、姿勢、継続力などの様々な違いのことを意味します。
この考え方を仕事に落としこんでみた場合、
一つの事業体は一つの生命体と等しく、必ず目的をもって存在しているわけで、掃除や準備などの作業から、電話応対や会話などのコミュニケーションに至るまで、ありとあらゆる動作には共通の目的が含まれているはずなのです。
この共通の目的が組織内で共有されている組織は、その活動に軸ブレが無く、本当に強い組織と言えるでしょう。
そんな組織には目的をより深いレベルまで意識して、自分の中に落としこみ、普段の言動に反映させることのできる『意識の高いスタッフ』が存在します。
ただの何気ない、ちょっとした動作でさえも、意識している『目的』の深さによって違いが生れます。
自分自身の人生における『目的』
自分の所属する職場や組織の『目的』
これらを深く、深く意識すること・・・
これも大切なNOAHの信条の一つです。