コーヒーフィルターのこと、知っていますか? その③
先月28日にパプアニューギニアで大規模な地滑り災害が発生しました。
現地では懸命な救助活動が続けられていますが、続々と入ってくる現地状況には
大変心を痛めております。なぜなら私にとってもパプアニューギニアは
今でもコーヒーを通じてとても身近な存在だからです。
振り返ると二十数年前、当時私が専務時代、会社として焙煎業を始めて間もないころに
ある業者さんから「日本ではまだ珍しい、とても良い生豆がある」と紹介を受けたのが
パプアニューギニアのコーヒー豆。「ジャマイカ(ブルーマウンテン)から移植した」との
触れ込みにワクワクしながら実際に焙煎して飲んでみると、今までには感じたことが無かった
甘みとコク。そのボディ感から「これはもっと深煎りにしたら美味しいのではないか」と思い
深煎りにしてみたら…、なんと!ほろ苦さの中で甘みが引き立てられ更にコク深いコーヒーに。
このコーヒー豆との出会いがその後の私のコーヒー人生を大きく変えることになりました。
その後、間もなくして開業したわが社初の直営での自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店
「珈琲豆処 夢珈(現YOUMECA 本店)」では店の看板コーヒー豆としてお客様に定着。
そのパプアニューギニアを贅沢に使用したアイスコーヒー「グルメ・ド・アイス」もまた
私が自慢できる「(自称)世界一おいしいアイスコーヒー」となりました。
その原点こそが「パプアニューギニア」なのです。
今の私に出来ることは「パプアニューギニア」のコーヒーの美味しさを伝え、提供し続けることで
微力かもしれませんが、応援と恩返しを続けていきたいと思っています。