老後資金 いくら必要?
こんにちは。大分で活動しているファイナンシャルプランナー・確定拠出年金診断士、みらいマネープランニングの三重野徹です。
「子どもの教育費が落ち着いたので、これからは老後資金を準備したい」
「iDeCoの上限が増えると聞いたけれど、自分も増額したほうがいい?」
2026年12月のiDeCo改正を前に、このように考えている50代の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
退職までの期間を意識すると、準備を急ぎたくなることもあると思います。
今回の改正は、これからのお金を整理するよい機会です。
まずは制度の変更点と、掛金を増やす前に確認したいことを見ていきましょう。
12月の改正で、何が変わる?
2026年12月1日施行予定の改正では、iDeCoの掛金の上限や加入可能年齢が見直されます。
会社員や公務員などは、iDeCoと企業年金等を合わせた拠出限度額が月6万2,000円になります。
例えば、勤務先に企業年金がない会社員の場合、iDeCoの上限は月2万3,000円から月6万2,000円へ引き上げられます。
一方、企業年金がある方は、勤務先の掛金等によってiDeCoに拠出できる金額が異なります。
「誰でも月6万2,000円まで積み立てられる」というわけではありません。
また、一定の条件を満たせば、70歳になるまで加入・拠出できるようになります。
ご自身が対象になるか、確認しておきましょう。
掛金は、家計に合わせて考えましょう
iDeCoの掛金は全額が所得控除の対象です。
所得税・住民税の負担軽減につながる場合がありますが、実際の軽減額は所得や税率などによって異なります。
税金のメリットと一緒に考えたいのが、積み立てた後の暮らしです。
50代は、住宅ローンや教育費が残っていたり、親の介護が気になり始めたりする時期でもあります。
数年後には、役職定年や再雇用で収入が変わるかもしれません。
iDeCoは老後資金を準備する制度で、原則として途中で自由に引き出すことはできません。
掛金を増やす前に、手元に残しておきたいお金を確認することが大切です。
増額前に確認したい3つのこと
① 数年以内に使う予定のお金
子どもの学費、車の買い替え、住宅の修繕など、予定している支出を書き出してみましょう。
近いうちに使うお金は、老後資金と分けて確保しておきたいところです。
② 退職前後の収入の変化
今の収入なら積み立てられる金額でも、再雇用後は負担になるかもしれません。
いつまで働く予定か、その間に収入がどう変わるかを考えておきましょう。
③ 年金と今ある資産
ねんきん定期便やねんきんネットで、ご自身の年金見込額を確認していますか。
年金、預貯金、退職金の見込みなどを整理すると、これから準備したい金額を考えやすくなります。
「自分に合う使い方」を知ることから
同じ50代でも、家族構成や住宅ローン、預貯金の状況はそれぞれ違います。
掛金の増額が合う方もいれば、まず預貯金を増やすことが大切な方もいます。
NISAなどとの使い分けを考えたい方もいらっしゃるでしょう。
確定拠出年金診断士として、そしてファイナンシャルプランナーとして、制度の仕組みを、それぞれの暮らしに合う形で役立てていただきたいと考えています。
公式サイトの関連記事では、毎月の掛金を考える手順を、家計の例とともにご紹介しています。
★ 関連記事「50代のiDeCo、毎月いくら積み立てる?12月の改正前に確認したい家計のポイント」
お金の基本から学びたい方へ
「iDeCoやNISAについて、まずは基本から理解したい」
「老後のお金を考えたいけれど、何から始めればよいかわからない」
そんな方に向けて、「お金の小学校 大分校」を開いています。
50代からの資産形成を考える第一歩として、お金について学ぶ時間をつくってみませんか。
★ お金の小学校 大分校の受講案内を見る
※制度に関する記載は2026年10月時点の情報です。加入条件や拠出限度額は、勤務先・運営管理機関等でご確認ください。


