連休中の歩きすぎで股関節がつらくなる人の共通点

投稿をご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野です。
病院でレントゲンを撮って「異常なし」と言われたのに、股関節や足の付け根の痛みが続いている。歩く時に痛い、立ち上がる時に詰まる、階段で違和感がある、長く座った後に動き出すと痛い。そのような状態になると、「異常なしなのに、なぜ痛いのか」と不安になる方は少なくありません。
しかし、病院での検査で異常がないということは、必ずしも「痛みの原因がない」という意味ではありません。レントゲンでは骨の形や関節の隙間は確認できますが、筋肉、腱、靭帯、関節唇、軟骨の初期変化、炎症、体の使い方による負担までは十分に見えないことがあります。
大分駅前整体院では、股関節痛を「股関節だけの問題」とは考えません。股関節は、腰・骨盤・膝・足首・足裏と連動して動く関節です。そのため、画像上は異常がなくても、立ち方、歩き方、骨盤の傾き、足の接地、膝の向き、腰の硬さなどが積み重なることで、股関節に負担が集中して痛みが出ることがあります。
今回は、股関節痛で病院では異常なしと言われた方に向けて、一般的な医学的見解と当院の考え方を交えながら、なぜ痛みが続くのか、どこを見直すべきなのかを詳しく解説します。
目次
【1. 病院で異常なしと言われても股関節が痛む理由】

病院で「異常なし」と言われる場合、多くはレントゲン上で明らかな骨折、強い変形、関節の隙間の狭さなどが確認されなかったという意味です。これはとても大切な判断であり、重篤な骨の異常が見つからなかったという点では安心材料になります。
ただし、股関節痛の原因は骨だけではありません。股関節の周囲には、腸腰筋、中臀筋、大腿筋膜張筋、内転筋、梨状筋など多くの筋肉が関わっています。さらに、股関節の中には関節唇という受け皿の安定性に関わる組織があり、軟骨や関節包、滑膜なども痛みに関係します。
これらの組織は、レントゲンでは詳しく映りません。そのため、骨の形に大きな異常がなくても、筋肉や腱に負担がかかっていたり、股関節の動きが悪くなっていたり、初期の炎症が起きていたりすると、痛みや違和感が出ることがあります。
つまり、「異常なし」と言われた股関節痛では、骨の問題だけでなく、動きの問題、筋肉の働き、負担のかかり方を見ていくことが重要です。
【2. レントゲンに写りにくい股関節痛の原因】

レントゲンで異常が見つかりにくい股関節痛の代表的なものに、股関節唇のトラブル、初期の軟骨変化、筋肉や腱の炎症、股関節周囲の筋緊張、腰や仙腸関節からの関連痛があります。
例えば、股関節の前側や足の付け根が痛む場合、腸腰筋という筋肉が関係していることがあります。腸腰筋は腰椎から骨盤、太ももの骨にかけてつながる筋肉で、股関節を曲げる時に働きます。この筋肉が硬くなったり、うまく働かなくなったりすると、立ち上がりや歩き始めで股関節の前側に痛みが出やすくなります。
また、股関節の外側が痛む場合は、中臀筋や大腿筋膜張筋といった横方向の安定性に関わる筋肉の負担が関係することがあります。歩く時に骨盤が左右に揺れやすい方、片足に体重を乗せると不安定になる方、階段で股関節や膝に負担を感じる方は、股関節そのものよりも、支える筋肉の働きが落ちている可能性があります。
病院で異常なしと言われた場合でも、痛みの場所、痛みが出る動作、歩き方、姿勢、左右差を丁寧に見ることで、負担が集中している原因が見えてくることがあります。
【3. 股関節だけを見ても原因が分かりにくい理由】

股関節は、骨盤と太ももの骨をつなぐ大きな関節です。歩く、立つ、座る、階段を上る、しゃがむ、車に乗り降りするなど、日常生活の多くの動作で使われています。
しかし、股関節は単独で動いているわけではありません。腰が硬くなると骨盤の動きが悪くなり、骨盤の動きが悪くなると股関節の可動域が狭くなります。股関節の動きが狭くなると、膝や足首で無理に代償するようになり、結果として股関節まわりに余計な負担がかかります。
特に40〜50代になると、筋力低下、柔軟性の低下、長時間の座り姿勢、運動不足、車移動の多さ、家事や仕事での同じ動作の繰り返しなどにより、体の使い方に偏りが出やすくなります。その偏りが股関節に集まると、レントゲンでは異常がない段階でも痛みが出ることがあります。
当院では、股関節痛を見る時に、股関節だけを揉んだり伸ばしたりするのではなく、腰、骨盤、股関節、膝、足首、足裏のつながりを確認します。なぜなら、股関節に痛みが出ていても、本当の原因は骨盤の傾きや足の接地、膝の向きに隠れていることがあるからです。
【4. 歩く時・立ち上がる時・階段で痛い場合のメカニズム】

股関節痛で多いのが、歩き始めに痛い、立ち上がる時に痛い、階段で痛いという症状です。これらは、股関節に体重が乗る瞬間や、股関節が曲がる・伸びる動きの切り替えで負担が集中しているサインです。
立ち上がる時は、骨盤が前後に動き、股関節が曲がった状態から伸びる動きに切り替わります。この時に骨盤がうまく前に倒れない、腰が硬い、股関節の前側が詰まっている、膝が内側に入りやすいと、股関節の一部に負担が集中しやすくなります。
歩く時は、片足で体を支える時間があります。この時に中臀筋などの骨盤を支える筋肉がうまく働かないと、骨盤が横にぶれたり、体が左右に揺れたりします。その結果、股関節の外側や足の付け根に負担がかかり、痛みにつながることがあります。
階段では、平地よりも股関節を大きく曲げる必要があります。さらに、上る時は体を持ち上げる力、下りる時は体重を受け止める力が必要です。そのため、股関節だけでなく、膝、足首、足裏の使い方が悪いと、股関節に負担が集中しやすくなります。
このように、動作で痛みが出る股関節痛は、単に「股関節が悪い」というより、体全体の動きの連動が崩れている可能性があります。
【5. 病院で再相談した方がよいケース】

病院で異常なしと言われた場合でも、痛みが強くなっている、夜間痛がある、安静にしていても痛い、しびれが強い、足に力が入りにくい、歩行が明らかに困難になっている、発熱や腫れを伴う場合は、再度医療機関で相談することが大切です。
また、レントゲンでは分かりにくい股関節唇損傷、初期の変形性股関節症、骨髄浮腫、大腿骨頭壊死、腰椎由来の神経症状などが隠れているケースもあります。痛みが長引く場合や症状が悪化している場合は、MRIなどの詳しい検査が必要になることもあります。
整体院でできることは、画像診断ではなく、体の動きや負担のかかり方を見直すことです。そのため、医療機関で確認すべき症状がある場合は、まず病院での評価を優先することが大切です。
一方で、検査では大きな異常がない、手術が必要な状態ではない、湿布や痛み止めだけで様子を見ているが痛みが続くという場合は、体の使い方や筋肉・関節の連動を整える視点が必要になります。
【6. 当院が考える股関節痛への向き合い方】

大分駅前整体院では、股関節痛を「痛い場所だけの問題」として見ないことを大切にしています。股関節に痛みがある方の中には、腰の動きが硬い方、骨盤が傾いている方、膝が内側に入りやすい方、足裏でうまく体重を支えられていない方が多く見られます。
このような状態では、股関節だけを一時的に緩めても、日常生活でまた同じ場所に負担が戻りやすくなります。大切なのは、なぜ股関節に負担が集まっているのかを確認し、立つ・歩く・階段といった日常動作の中で、股関節にかかる負担を減らしていくことです。
特に、病院で異常なしと言われた股関節痛は、痛みの原因が画像に写りにくい分、「様子を見ましょう」で終わってしまうことがあります。しかし、痛みが出ているということは、体のどこかに負担の偏りが出ているサインです。
当院では、腰・骨盤・股関節・膝・足首・足裏のつながりを見ながら、股関節に負担が集まりにくい体の状態を目指します。今より悪くなる前に、体全体のバランスを整えておくことが、将来的な不安を減らすためにも大切だと考えています。
【7. 股関節痛を放置せず、今のうちに見直してほしい理由】

股関節痛は、最初は「少し違和感がある」「歩き始めだけ痛い」「長く座った後だけつらい」という程度から始まることがあります。しかし、その状態を我慢し続けると、痛みをかばう歩き方が癖になり、腰や膝にも負担が広がることがあります。
股関節は、体を支える中心に近い関節です。そのため、股関節の動きが悪くなると、階段、歩行、立ち上がり、しゃがみ動作など、日常生活の質に大きく関わります。痛みが強くなってから整えるよりも、まだ動ける段階、まだ手術が必要ではない段階、病院で異常なしと言われている段階で体を見直すことが大切です。
「異常なし」と言われたから大丈夫と考えるのではなく、「骨に大きな異常がない今だからこそ、体の使い方を整えるタイミング」と考えてみてください。
大分駅前整体院では、立つ・歩く・階段がつらい方の腰・股関節・膝の痛みを専門に見ています。股関節痛で病院では異常なしと言われたけれど、痛みや違和感が続いている方は、今より悪くなる前に一度ご相談ください。


