オメガ スピードマスター Cal.3220 修理 オーバーホール
今回は、オメガシーマスターカレンダーのファーストモデルの修理オーバーホールのご紹介です。
画像は完成したものです
まず、シーマスターカレンダーですが、1952年に登場しますが、6時方向にカレンダー窓があるのはファーストのみで、キャリバーはCal.351をベースにカレンダーを搭載してCal.353として登場します。
初見から竜頭操作で、ムーブメントが動くのが気になっていました。
裏ブタを開け、機止めを見ると、、、あれ?なんだか見たことあるような、、、、、?
外してみると、時計の分針で製作された機止めが入っていました。二本重ねて入れられていますが、これではとても機械を固定できません。
これが原因で、ムーブメントが動いていました。 こういった場合、不本意ですが、部品が無いので、合わせ、加工、製作などで対応になるのですが、今回は製作いたしました。
画像の右側が時計の針を加工されて取り付けられていたもので、左側が今回製作したものです。
これで何とか、機械をしっかり固定することが出来ました。
ハーフロータは当時かなりの巻き上げ効率を誇っていましたが、現代となっては全回転ローターにはかないません。
しかも、自動巻きりん列がかなり痛んでいたためで、本来の巻上げすらままならない状態でしたが、何とか調整できました。
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