セイコー マチック 修理 オーバーホール Cal.6218-8950
今回はシチズン クリストロンの修理、 オーバーホールのご紹介です。
今回は、引き出しの中にしまいこんでいた時計を動かしたいとの事で、オーバーホールご依頼いただきました。外装もみがき直し、ガラスも入れ替えました。この通り綺麗になりました。
分解前に消費電流を測りましたが、かなりの数値で不動でした。
そもそも消費電流とは、時計を動かすにあたり、消費される電気のことですが、長年使われると、機械に差さしている油が劣化、蒸発し、摩擦部分の動きが渋ってしまい、正常値よりも大きな電力を掛けなければ動かなくなってしまいます。そしていずれ止まってしまいます。ただ単に止まるのではなく、機械を破損し止まることもあります。
止まると言えば、電池交換の際にゴミを入れられてしまい稼動部にゴミが詰まり止ってしまっている時計を最近、良く目にします。
やはり専門店での電池交換をお勧めします。時計の電池は、テレビのリモコンの電池を替える様にはいきません。
ひどいものになると、コイルをドライバーで破損させているものも目にします。
しばらく使う予定の無い時計の電池を液漏れを起すからと抜いてしまう人もいますが、これも静電気等で破損の原因になってしまいます。大切に思われる時計は正しく動かし続けるのが良いと考えます。
定期的に分解掃除されることが、理想ですが、当店では、電池交換の際に消費電流が高くなってきたときに、メンテナンスをお勧めしております。
消費電流など正常値に戻りました。
アンティーク時計修理・販売 フジヤマ時計店
大分県別府市荘園1-1
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