セイコー チャンピオン 19石 修理 オーバーホール
今回はいよいよ完成です。
洗浄後各所調整をしながら、組んでいきますが、実はこの61GSのスペシャル機 私の見てきた中では、重要部品の磨耗により精度の良く出る物が少なく、そのままでは、なかなか調子よく動いてくれないのが現状ですが、今回は磨耗も少なく調整もスムーズでした。
やはり機械式腕時計は定期的なメンテナンスをお勧めします。メンテナンスで部品の磨耗は劇的に減ります。部品の供給も少ないので、磨耗させないに越したことはありませんよね。
組み立て後、大体の歩度(時計の遅れや進み)を合わせて、ワインダー(自動巻きテスター)にかけて動かすのですが、調整する前から、良い測定数値が出ていました。スペシャル機の本領発揮って感じがします。
このまま約2週間程動かしてから歩度の最終的な調整をしますが、この調子ですと、精度もかなり期待できそうです。
ダイバーズウオッチの歴史に残る数多くの開発をしたプロフェッショナルダイバー 600は、1968年に広島県呉市のプロのダイバーからの一通の手紙からスタートし、現在まで、大きなデザインの変更も無く、約45年に渡り進化し続け、世界中で絶賛され 深海の黒い顔と呼ばれ、支持されています。
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