?メンテナンス出してますよ?? ロレックス 16233 CAL 3135
あちこちこの通り油まみれです。
本来時計の油と言うものはごくわずか必要なところにだけさしていくのですが、この時計にはかなり、不必要な油が時計全体に廻っていました。
これでは調子もさぞ 良くなかったことと思います。
お客さんは、大切な時計ですので定期的なメンテナンスは欠かさず、、、、、、、、
その結果調子が悪くなってしまう要因を作ったとしか思えない時計でした。
これでは 機械式時計が嫌いになってしまうのではないかと残念な気持ちになります。
これが切れてしまったゼンマイです。
ゼンマイを新品に取り替えて、調整、、というか、もはや修復といった感じの調整が必要でした。
全体 必要なところに油はなく、 不必要な所に油が多い時計でした。
地板(上の画像の一番下の円盤)から調整をしながら、組み立てます。
後は、自動巻きテストと歩度(時間の進み、遅れ)の調整をします。
今回強く思ったのは 当然ですが、メンテナンスする側の責任の重さ と言うより無責任なメンテナンスをされている時計とお客さんがいる実体。 残念です。
日々の研究を強化していこうと改めて感じました。
今回のコラムは、なかば よその批判みたいになって気持ちが重かったですが、時計とお客さんの為にもUPしました。
機械式時計には定期的なメンテナンスが、必要です。
しかしながら、 どこでメンテナンスしても一緒ではないことを知ってください。
アンティーク時計修理・販売 フジヤマ時計店
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