?メンテナンス出してますよ?? 第2弾
今回は 機械のメンテナンスのご紹介です。 今回は長丁場になりますので、何回かに分けてお送りします
ロレックス 16233 CAL 3135 ですが、 ここフジヤマ時計店に持ち込まれたときは、 ゼンマイ切れでした。 ゼンマイ切れで持ち込まれるケースは大変多く、 珍しくありませんが、今回のケースは、いささかマユツバと申しますか、、、ゼンマイ切れて良かったと思いたくなるケースでした。
まずケースを、、、、、、、開かない。(汗)
まるで溶接でもされているかのようでした。 スタッフと二人掛で開けました。 こんなの初めてでした。
ケースを覗くとパッキンがちぎれていました。 推測すると裏蓋のねじの部分にパッキンが噛み込んでいたのだと思いますが、閉める時に違和感なかったのかなー??
だんだん 嫌な予感が、、、、、気を取り直して、機械の分解を不具合箇所を調べながら、していくのですが、画像ではわかりにくいですが、 文字板の裏に油がベタベタです。実は初見の時に文字板のインデックス(この時計の場合ダイヤが入っている所)の廻りにしみが出来ていました。当初は水入りかと考えていましたが、油がしみてしみになったようです。
驚くのは これからです、なんとこの時計2年前にメンテナンスに出されていました。
2年の間ゼンマイを巻かれて、巻かれて、動かせば動かすほど、 油がにじみ、油が流れて時計を侵食してしまったようです。
次回お楽しみに。
アンティーク時計修理・販売 フジヤマ時計店
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