「自分の意見を押し付ける人」と上手に付き合うコツ

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:コミュニケーション

自分の意見が絶対正しい!と
押し付けてくる人、いますよね。

夫や親など
家族の場合もありますし

職場にもいるかもしれません。

顔を合わせる時間が多いと
それだけでストレスになるものです。

今日はそんな人と付き合うときに
ダメージを最低限にしながら

上手に付き合えるようになる
心の持ち方のヒントをお伝えします。




●パワハラ上司に困ってる(>_<)

先日、
「自分の意見を押し付ける上司に困っている」

という相談をいただきました。

急な仕事がバタバタと入って
休憩を取る時間がなく

さすがに夕方、疲れて
ぼーっとしてしまったら

「仕事中に疲れを見せるなんて、社会人としてダメだ」

「自分たちが若い頃はそんなことは許されなかった」

「気合いが足りない。甘えてる」

などなど、
それこそ、今なら「パワハラでは?」と
言われかねないセリフですが

まだまだ、そういうことを言う人は
多いんですよね^^;



●「気にするな」と言われても・・・

そして、こういう人に
「それってパワハラですよ」
と言っても

「最近はすぐにそうやって
パワハラといえばすむと思ってる!」

と、ますます火に油を注ぐ形に
なってしまったりします。

また「気にしない方がいい」
と言われても

不快な気持ちになってしまうと
気になるものですし、

「冷静に自分の意見を伝えてみては?」
と言われても、

自分は正しいことを言ってあげている!と
信じている上司にとって

部下が意見しても
聞いてくれなかったり

それこそ「オレたちが若い頃は
上司に意見するなんて、なんたらかんたら・・・」

と始まりそうで、それも困りますよね。



●では、どうしたらいい?

では、こういうときに
どうしたらいいのか、
ということです。

上司を変えることは
なかなか難しいですから

自分の気持ちのあり方を
ちょっと工夫してみると
楽になります。

コツは「気にしない」ではなく
「受け取らない」選択をする、
ということです。

気にしないようにと思っても
気になってしまうものはしょうがないし、

不快になってしまうのも当然です。

ただ、相手からの
その不快なアプローチを
いったんキャッチしてしまったとしても、

それをそのまま、
また手放す、という感じです。



●「受け取らなくてはいけない」という思い込み

私たちは、子どもの頃から
自分に不快な言葉や態度も
受け取らなくてはいけない、

と思わされてきました。

たとえば、親や先生から
怒られたり、お説教されたりして、

たとえそれが嫌だとしても、
聞かないのは
許されなかったりしたものです。

もちろん、そのおかげで
社会でのルールや
身を守るために必要なことなど

生きていく上で大切なことを
たくさん身につけることができました。

でも、そうではなく
単に大人から感情をぶつけられたり、

自分の価値をおとしめるような言葉や
理不尽な言葉もあったはずです。

そして、そういうことも
ちゃんと聞かなくてはいけない、
受け止めなくてはいけない、

と思い込んでいることが多いのです。



●受け取らずに、そっと手放す

相手の言っていることが
自分にとって大切なことなのか、
本当に必要なことなのか、

まずは、一呼吸おいて
見極めてみることも大事です。

そして、そうではなく、
単に相手が自分の感情を
発散させようとしているだけだったり、

自分をコントロールしようとか
支配しようとしているだけだったら

それは、受け取らなくてもいいんです。

「ああ、この人はこんなふうに考えてるんだな」
「私にもそう思わせたいんだな」
「私には、これは必要ないな」

と思ったら、

受け取らずに、
そっと手放す選択をすることも
私たちには、できます。

最初はちょっと練習が
必要かもしれません。

そして、慣れてくれば
上手に手放せるようになるはずです。

具体的なコミュニケーションのコツは
こちらを参考にしてみてくださいね。

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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