「必要とされてる」でも、虚しいのはなぜ?
やりたいこと、言いたいことに
無意識のうちにブレーキがかかってしまう。
なんとなく
自分に自信が持てなくて、
生きづらさを感じてしまう。
それはもしかしたら
心の中に根付いた「禁止令」かもしれません。
今日は、そんな禁止令について
お伝えします。
●なぜか一歩が踏み出せないとき
やりたいことがあるのに、
なぜか心にブレーキがかかったみたいに
一歩が踏み出せなくなること、ありませんか?
挑戦したい仕事があっても
「どうせ私には無理だろう」と
やる前から諦めてしまったり。
言いたいことがあっても
「私の言葉なんて、誰も聞きたくないはず」と
つい、口をつぐんでしまったり。
そういう心のブレーキのことを
「禁止令」と呼んでいます。
これは、幼少期に親から受け取った
「~するな」というメッセージです。
これを受け取ると、
子ども心に「~してはいけない」と
決断してしまいます。
これは、無意識のうちに心に入っているので
自分でも決断したことに気付いていません。
そして、それを与えた親ですら
禁止令を渡したことに気付いてないのが
やっかいなところです。
●上手に甘えられないこと、ありませんか?
たとえば「子どもであるな」
という禁止令があります。
これは、長男長女に入りやすい
禁止令です。
下に弟や妹が生まれたときに、親から
「もう、お姉ちゃんだから~~しないとね」
「ちゃんと妹のお世話してあげてね」
「お姉ちゃんなんだから、譲ってあげてね」
というような言葉をかけられることで、
子どもは
「もう、甘えてはいけない」
「子どものままじゃいけないんだ」
「そうしないと、認めてもらえない」
と受け取ってしまいます。
そうすると、その後の人生で
うまく人に甘えたり、頼ったりできず
何事も一人で抱え込みがちになり
しんどい思いをすることも増えてしまいます。
●たとえば、こんな禁止令も
こんなふうに、禁止令というのは
他にもいろいろあります。
たとえば「重要であるな」だと、
自分には価値がない、と感じていて
気づくと、学校でも仕事でも
常に2番手3番手に位置していたり。
そして、そんな自分に、自分でも
「やっぱり私には価値がない」という思いを
強めてしまいます。
また、病気がちで、体調不良に悩んでいる人は、
じつは「健康であるな」という禁止令が
入っていることもあります。
つまり、禁止令を知ることで、
自分がダメだと思い込んでいたものが、
本当は自分がダメなんじゃなくて、
勝手に入っちゃった禁止令だった、
とわかることがあるんです。
すると、それは諦めていた
自分の可能性を見つける第一歩になるはずです。
●禁止令から、子どもを守る
また、ここで忘れてはいけないのは
親も悪気があって言っているわけではない、
ということです。
逆に、良かれと思って
言っていることもあります。
だからこそ、どういう言葉がけや
どういう接し方で禁止令が入るのかを知ることで
お子さんをお持ちの方には、特に
自分の大事な子どもに
知らず知らずのうちに禁止令を入れてしまうことを
防ぐことができます。
この禁止令については
『こころの道しるべ講座』の4回目で
がっつり行います^^
禁止令を知ることで、
自分の人生に役立てていただけると
とても嬉しいです。
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