「私なんかが話しかけていいのかな」と感じてしまうあなたへ

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:生きづらさ

「私が話しかけても、
嬉しくないんじゃないかな」

「迷惑に思っちゃうんじゃないかな」

つい、そんなふうに思っちゃって
自分から声をかけることに
躊躇しちゃうこと、ありませんか?

今日は、そんな心のブレーキを外して
より心地よい人間関係を築くためのヒントを
お伝えします。




●「私なんかが・・・」という思いだったけど

「私が話しかけても、いいのかな・・・」

じつは、私も以前は
そう思っちゃうことが多くて

大人数の集まりになると
今でも、黙ってしまうタイプです。

なので、誰に対しても
自分から積極的に話しかけられない・・・

という人の気持ち、
すごくわかります。

そして、そんな心の殻を破った
受講生さんのステキな気づきを
ご紹介しますね。

以前は褒めることや
教える(知っている情報を伝える)ことが
苦手でした。

「私なんかが褒めたり教えたりしても
何様?って思われるかな」

と、なぜか卑屈になっていました。

でも今は

「どう受け取るかは相手の問題!」
「私が伝えたいから伝えるでいいんだ!」

と線が引けるようになりました^^

今の仕事に変わってからは
特に肯定的なストロークを
より多く伝えるよう心がけています。

そうすると、周りからもらう
肯定的ストロークも
増えたように感じます。

今までの生き方を振り替えると、

口下手なのもあってか、
良いことを伝える機会も
少なかったと気がつきました。

ちょっとした
声かけや気づきを発信することで、

そこからコミュニケーションが
深まったり広がっていくのだと感じます。

(Yさん)




●「ストローク」とは

「ストローク」というのは
相手に対して
「あなたの存在を認めてますよ」
という働きかけのことです。

声がけはもちろん、
笑いかけたり、
手をつないだり・・・
というのは、肯定的なストロークで

嫌味を言ったり、
怒鳴ったり、
叩いたり・・・
というのは、否定的なストロークです。

ストロークをあげたら迷惑かな、
という思いの奥には

「私があげるものには価値がない」
という思い込みがある場合が多いです。

そして、もう一つ、
「ストロークをあげたら
相手は必ず受け取らなければいけない」

と思っていると
相手が受け取ってもらえないと
自分を拒絶されたことになるので、

ますます、ストロークをあげるのが
怖くなってしまったりします。



●受け取らなくてもいい、としたら?

でも、ほんとは
すべて受け取らなくてはいけない、
ということはなくて、

受け取りたくないストロークって
受け取らなくてもいいんですよね。

(なぜ、受け取らなくていいのかは
話すと長くなるので
知りたい方は講座にいらしてください^^)

たとえば、理不尽な言いがかりとか
単なる八つ当たりとか、
そういうのは受け取る必要はないですし。

つまり、自分に受け取らない自由があるように
相手にも受け取らない自由があるので

自分の声がけやアドバイス、
教えてあげたことを
相手が受け取ってくれなくても

それは自分が悪いのではなく
相手がそれは必要ではなかった、
というだけのことです。

そう考えると、
相手の反応に気分が左右されることも
少なくなっていくはずです。



●心地よいストロークの循環をつくろう

ストロークというのは
相手に対する働きかけなので、

そこには、必ず相手との間に
なんらかのつながりが生まれます。

温かな気持ちや言葉をあげると
温かなストロークで返ってくるし

逆に、ネガティブな言葉や態度を投げかけると
ネガティブなものが返ってきます。

せっかくなら、
心地よいストロークの循環を
つくっていけるといいですね。

まずは、自分から
心地よいストロークを渡してみるのも
オススメです。

たとえば、レジで
店員さんから品物を受け取るときに
「ありがとう」と言ってみる、とか。

お友だちのSNSに
毎日「いいね」を3つ押してみる、とか。

温かなストロークをあげる心地よさ、
まずは自分が
味わってみてくださいね。

心地よいコミュニケーションの秘訣は
こちらでもお伝えしています。


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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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