「このままだと、夫を嫌いになりそう」を解消する処方箋
夫に対して
「どうしてこの人って、こうなんだろう」
と、イライラや不満が
たまってしまうこと、ありませんか?
なぜ、こんな人と
結婚してしまったんだろう。
人は変えられない、
というのはわかるけど、
このままずっと、こんな人と
一緒に暮らしていくことを考えると
ついつい、目が虚ろになってしまう・・・
そんなふうに感じている方も
いらっしゃるかもしれません。
今日はそんなときに
気持ちがラクになる秘訣をご紹介します。
●情けない夫!と思うとき
たとえば、夕方、キッチンで
一人でバタバタと食事の支度をしているとき。
夫はソファで
のんびりスマホをいじっています。
そして
「おーい。子どもが
ジュースこぼして泣いてるよ!」
おいおいおい!(怒)
私が忙しくしてるの、
見ててわからないわけ?
あなた、ヒマでしょ?
まったく、思いやりのかけらもない。
子どもの世話ひとつできない、
情けない男!
こんな出来事の積み重ねが
夫婦の関係を
どんどん冷たくしていくんですね。
●こんな方法を見つけました
そんな日常のやりとりを
お互い気持ちよいものに変えていく、
そんな方法を見つけた
受講生さんの感想です。
相互依存のパートナーシップを
叶えるポイントは
「人格」と「行動」を区別すること。
「あの人は、私が期待した行動をしてくれない人 」
お互いの期待を調整していくことが
大切だとわかりました。
「これならできるかな?」
「どうしたらできる?」
などの声かけをしていきたいと
思います。
お互いに気持ち良く過ごせるように
人格ではなく、行動を変えてもらう、
という言葉が心に残りました。
主人に対して
つい人格を否定しがちですが、
これからは、
どんなことを期待しているのかに注目して
調整していきたいです。
(Yさん)
●相手も自分も傷つける「人格否定」
あ、ちなみに「ソファでスマホ夫」は
Yさんのご主人ではありません^^
改めて、先ほどの話に戻りますが
「思いやりのかけらもない」
「情けない男」
というのは
まさに人格否定の言葉です。
人は人格否定をされると
傷つくものです。
そうすると、
その言葉が本当のことであっても、
なかなか受け入れてくれません。
また、自分の夫が
「思いやりのかけらもない」
「情けない男」
と思うのもつらいです。
そんな人と結婚した自分のことも
責めたくなってしまいます。
●「人格」と「行動」を区別する
ここで
「人格」と「行動」を区別すると、
気持ちがずいぶん楽になります。
おそらく、妻が期待した行動は、
「こぼしたジュースを片付けて、
泣いている子どもの世話をしてほしい」
ということだったと思います。
そして、夫は
「そういう行動をしてくれなかった人」
というわけです。
そこで、自分の期待を伝えてみると
たとえば、こんなふうになります。
「食事の仕度で手が離せないから、
ジュースの片付けお願いできる?」
「子どもを抱っこして
大丈夫だよって言ってあげてー」
みたいな感じです。
●期待を調整する、とは
もちろん、それに
相手が応えられるかは別問題です。
ジュースの片付けはできる。
でも、この子は泣いたら
ママがいいって言うから
お世話は無理~。
ということもあります。
だとしたら、
「わかった、じゃあ、
私が子どもみるから、片付けをお願いね」
「ついでに、お鍋もかき混ぜといて!」
と、こちらの期待と伝えて、
その上で相手が
それをできるかどうか確認して
自分の期待と、
相手ができることを
調整していけば大丈夫です。
●「もう無理、ダメだこの人」の先に
つまり、
何も言わなくてもわかってくれる
「人格」に
変えることはできないけど、
スマホを見ながら妻に丸投げする
「行動」は
変えていくことができるんです。
「人格ではなく、行動を変える」
というアプローチは、
相手にとっても、
否定される感がなくてやさしいですし、
こちらのストレスも
ずいぶん軽くなります。
「もう無理、ダメだこの人」
と思ったことも
まだまだ、できることは
あるかもしれません。
他にもできることを見つけたい方は
まずは、こちらにいらしてくださいね。
夫へのモヤモヤを
クリアにするヒントは
こちらでもお話ししています。