「夫婦関係がどうしてもうまくいかない」ときの2つの勘違い
「この人となら幸せになれる」
と思って結婚したのに
気がついたら、
気持ちがすれ違っていたり、
一緒にいるとイライラしたり。
「結婚なんて、そんなものだよ」
と言われることもあるけれど
自分たちだけはそうなりたくない、
と思っていたのに・・・
そんなふうに思うこと、ありませんか?
掛け違ったボタン、
元に戻すことができるといいですよね。
ボタンを掛け違っちゃうポイントは
いくつかあります。
今日はそのうちの1つをお伝えしますね。
それは
「うまくいく夫婦は価値観が同じである」
という思い込み、です。
芸能人などの結婚会見などでも
「価値観が同じなんです」とか
「好みが同じなんです」とか、
よく聞きますよね。
自分が好きなもの、
大事にしているものが
同じ価値観の人とだと
「わかりあえる!」
と嬉しくなりますし
お互いに無理なく理解しあえて、
同じ方向を見て生きていける。
そんな感じがします。
でも、ここに
大きな勘違いがあるんですね。
それは「100%同じ価値観の人はいない」
という事実です。
好みとか、
考え方がすっごく似てて、
共通点がたくさんあっても
すべてがまったく同じ、
ということは、ありえないんです。
でも、私たちは夫婦だから
「同じであるはず」だし
「わかりあえる」と思っていると
実際、違う部分が見えてきたり、
理解不能な部分が見えてくると
なんだか許せなくなっちゃうんですね。
また、相手も
自分と同じ価値観だと思っていると、
「言わなくてもわかってくれる」
という前提が生まれるので
自分の気持ちや状況を
説明するための言葉が
どんどん足りなくなります。
さらに
「自分と同じなんだから、
相手もきっとこう思ってるだろう」とか
「こういう場合は、きっとこうするだろう」
と思い込んで
相手の気持ちや希望を
確認する言葉も足りなくなります。
そうすると、
お互いに理解しあえていたはずなのに
「なんか違うんだけど」
「こんなはずじゃなかったのに」
という感じで、
不満やズレが生まれてきちゃうんですね。
最初に「わかりあえる」と思っていたがゆえに、
失望感も大きくなりがちです。
では、どうするか
ということです。
大事なことは
「同じ価値観だと思うときこそ言葉にする」
ということ。
それで、同じだと
もっと嬉しくなるし
違っても、
それがわかると
ボタンの掛け違いを防ぐ
きっかけになってくれます。
そもそも、同じ価値観であることが
仲良しカップルの条件ではないと
私は個人的に思っています。
別に、違うことは
悪いことではないし
違うからこそ、
自分が知らない世界、価値観、考え方を
知るきっかけになります。
そうすると、
世界が2倍に広がりますね。
相手との違いは、
自分が否定されてることではなく
自分の世界を広げてくれるものだ
と考えると、
なんだかワクワクしてきませんか?
違いを楽しめる夫婦を目指したい方は
ぜひ、こちらも参考にしてくださいね。