あなたにとって、本当に大切な人は誰ですか?

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:生きづらさ

「いつも世間体を気にしてしまう」

「他人にどう思われるか、不安・・・」

こんなふうに感じること、ありませんか?

他人の思惑に振り回されることなく、

自分軸ですっきりと生きていきたい、
と思うものの

なかなか他人の目の呪縛から抜けられない、
ということ、あると思います。


●「重要な他者」とは

「他人を気にするな」
というのは難しいかもしれないけど

「自分にとって、誰が大切なのか」
がわかると、

自分が何をするべきなのか、
自然と見えてくるものです。

こちらは、講座の受講生さんのコメントです。

『人生における対人関係の位置づけ』では、

世間体を気にして

まあまあ親しい他者を
大切にしがちだと気付きました。

私にとって重要な他者は「夫、子ども」である。

とても大切にしたいし、

私が夫と子供の安心できる場所でありたいと
改めて思いました。

とてもシンプルな事だけど、
できていなかったなーと反省しました。


自分を中心にして、円を描いてみたときに

自分のすぐ近くに位置する人を
「重要な他者」といいます。

夫婦、子ども、親、親友、恋人・・・
という関係性の人です。

その周りに位置する人が
「まあまあ重要な他者」です。

親戚、親友ほどではない友だち、
よく会う近所の人、職場の同僚・・・
というような関係の人です。

ちなみに、人は
重要な他者との関係が、とても大事です。

この関係が安定していて、
自分の一番近くにいる人が

何があっても、自分の味方であり
自分をわかってくれる、と信じられていれば

外でどんなに
イヤなことやつらいことがあっても、
自分を信じ、前に進むことができます。

逆に、ここの関係が
お互いに傷つけあい、否定しあう関係だと

安らげるはずの場所が戦場となり
無条件で信じてくれる人がいなくなり、

心を病んでしまうことすらあるんです。


●「謝りなさい!」と怒ってしまいました

つまり、
本当は「重要な他者」である
自分の家族が何よりも大事なのに

ついつい、自分の家族より
他人の目を気にしてしまうことってあります。

これは、私の経験なのですが

子どもが学校でケンカして、
相手を泣かせてしまったとき。

相手の親や先生に
どう思われるかを気にして

自分の子どもの言い分を
ちゃんと聞かずに

「謝りなさい!」と
怒ってしまったことがありました。

「ちゃんとした親」
「きちんとしつけができる親」と
相手の親や先生に思われたい、

そんな気持ちが
強かったのだと思います。


●重要な他者を大切にする

でも、ここで
「自分にとって大切なのは誰?」がわかっていると

相手にどう思われるか、ではなく

まずは自分の大切な人の気持ちや事情を
自分だけはちゃんと聞こうと、

冷静に判断することができるんですよね。

もちろん、やみくもに自分の子どもをかばう、
ということではないです。

フラットな視点で、
事実を把握した上で

謝るべきことは謝るし、
そうでないことは責めない、ということです。

そうすると、子どもも

「お母さんは、理不尽なことをしない人だ」

「決めつけないで、
ちゃんと自分の言い分を聞いてくれる」

と、安心してくれるだろうし、
信頼を感じてくれると思います。

そういう安心と信頼が根底にあれば

これからも、困ったことがあったら
ちゃんと相談してくれる、

そんな親子関係になれるはずです。



自分にとって、
大切な人を大切に扱うこと。

この基本を
大事に暮らしていくことで、

大切な人との関係性は充実するし、
より深く、
そして、心地よいものになるはずです。

こんなふうに、

自分の心を整えながら
対人関係の悩みもきちんと解決していくのが

『こころの道しるべ講座』です。

ご興味のある方は、まずはお気軽に
こちらからお問合せくださいね。

個別カウンセリングは、
長崎・東京・オンラインで行っています。

カウンセリングについては
こちらをご覧ください。

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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