「夫婦関係がどうしてもうまくいかない」ときの2つの勘違い
夫に対して不満を感じたとき
「そんなふうに感じる自分が悪い」
「自分を正当化しているだけじゃないか」
と、逆に自分を責める気持ちが生まれること、
ありませんか?
特に、夫が家計を支えていたり
社会的地位や年齢、学歴が
自分より上だったりすると、
より、そんなふうに感じがちです。
●今の生活ができるのは、誰のおかげ?
たしかに、夫に不満だからといって
夫と別れて、
自分一人で子どもを育てることになると
経済的に苦しくなるでしょうし、
就職や転職をすることになるなど
仕事のストレスも増えるかもしれません。
もちろん、家事や育児も
今以上にきつくなるでしょう。
やっぱり、今の生活ができるのは「夫のおかげ」
と言えるかもしれませんね。
子どもの頃に
生きていけるのは「お父さん(親)のおかげ」
と思っていたように。
●ここで、忘れてはいけないこと
でも、夫は
あなたの「お父さん」ではありません。
夫との関係は
「親子」ではなく「夫婦」です。
だから、たとえあなたが働いていなくても、
夫と比べて収入が低かったとしても
人と人としては
対等な「夫婦」なんです。
ここ、忘れがちですが
一番基本の大事なところです。
簡単に言うと、
子どもは親に養ってもらうことが
あらかた決まっていますが
夫婦はどちらかが養ってもらうにしても
それは夫婦で決めた形だ、ということです。
つまり、
夫が「働いてくれ!」と懇願して
妻が「働かない!」と断固拒否した結果、
夫がしぶしぶ働いている、
というわけでなければ
これ、お互いに納得した形だよね?
ということなので
(もちろん、家事や育児の分担で
納得してない部分はあると思いますが、
それはまた別の問題ということで
ここでは、棚に上げておきます)
妻がパートや専業主婦だからという理由で
罪悪感や申し訳なさを
感じる必要はないってことです。
家事や育児の価値を
お金に換算するとうんぬん・・・
ということも
よく言われていますが
家事労働にいくらの価値があるか、
という以前に、単純に考えてみましょう。
●お金を稼ぐことは、家庭運営の一部分
たとえば、妻が夫と同等に
あるいはそれ以上に働いていたら
おそらく、夫の家事や育児の負担は
今以上に増えるでしょうし、
それは、夫の生活スタイル、
時間的な余裕、仕事の仕方、体調など
今の生活のすべてに
影響を与えるはずです。
夫が離婚して子どもを引き取り、
一人で子育てしながら仕事したら
彼の生活はどうなるか、
と考えていただけると
イメージしやすいと思います。
お金を稼ぐことはもちろん大事ですが、
それだけでは、家庭は回りません。
お金を稼ぐことも、
料理をすることも、
子育ても、
家庭を運営するため、
家族が心地よく暮らしていくために
必要なことで
そこに優劣はない、ということです。
というわけで、
夫婦の問題を解決したいと思ったら、
「自分には不満を言う資格はない」
という考えを
頭の中からぽんっと出して、
横に置いておきましょう。
そして、お互いに尊重しあうべき
対等な「人」対「人」として
お互いの不満も
「対等」にテーブルに出してから
今の状態をどう変えていけるか、
改めて考えてみませんか?
夫に言いたいことを言えない方は、
こちらも参考にしてくださいね。
「うちの夫は、どこかふつうと違う気がする・・・」
と感じている方には
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