産後の性嫌悪症はいつか治るのでしょうか

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:セックスレス

セックスレスでお悩みの
ご相談を多くいただいてますが、

きっかけとなるタイミングで多いのが
「産後」です。

たとえば、こんなご相談です。

2年前に男の子を出産してから、
男性が嫌いで仕方がなくなりました。

ホルモンバランスの変化かもしれません。

「くさい・見栄っ張り・鈍感・バカっぽい…」など

今までは気にならなかったり、
逆に好ましく感じていたことも
アラばっかり見えてしまうんです。

テレビを見ていても
つまらなくなりました。

昔は好きだった韓流スターも
汗がにおってきそうな容姿に見えて
ダメになりました。

最近は、子どもが寝静まった後に
一人でコーヒーを飲みながら
音楽を聴くのが一番の幸せです。

夫のことも嫌いになってしまい
無視しています。

このままだと、夫婦関係も
壊れてしまいそうで、不安です。

産後の男性嫌悪症は
いつか治るのでしょうか。


妊娠中、そして出産を境に
産後もホルモンのバランスが大きく変わります。

それにより、体調の変化
(肌荒れ、抜け毛、不眠)などのほか

精神面でも、イライラしたり、落ち込んだり、
そして性的なことに嫌悪を感じたり、
という変化が起きます。

私も妊娠中に、
あるタレントさんの顔を見ると
気持ち悪くなっていました。

特に好きでも嫌いでもなかったのですが、
生理的に受け付けなくなったんですよね。

あ、でも、今はもう大丈夫です。


●ホルモンバランスが落ち着く時期

さて、産後のホルモンバランスの乱れが
いつ落ち着くか、ということですが

母乳育児か否か、状況や環境、
その方のもともとの体質などにより、

個人差はあるにしても
2年も経てば落ち着いてくるようです。

つまり、もしも、
その後も性的な嫌悪感が続くとしたら、

産後のホルモンバランスの乱れが
きっかけになったかもしれませんが、

他の原因もある、と考えられます。


●嫌悪感の原因とは

たとえば、妊娠中や産後の
何気ない夫との会話や態度で
傷ついてしまった場合です。

ふだんなら聞き流せること、
全然気にならないことでも

産後で、心や身体が不安定になっているときには、
とても傷ついてしまうことがあります。

また、夫ではなく、
他の男性の言葉や態度で
嫌な思いをすることもあります。

そうすると、ホルモンバランスが
落ち着いていたとしても

その時に感じた、
傷ついた気持ちや悲しみ、怒りは
そのまま残ってしまうんですね。

そして、
それが夫への嫌悪であったり、

男性全般への嫌悪という形で
現れたりします。


●嫌悪感は無意識からのサイン

こういう場合は、
意識的には自分では忘れてしまっているので

どうしてこんなにイヤなんだろう、
と困ってしまうこともあります。

つまり、意識では忘れているけど、
無意識に入っちゃった嫌悪感なんですよね。

無意識が
「まだ傷ついてるんだよ」と
教えてくれているサインなんです。

なので、そのサインを
しっかりと受け取って、

傷ついた気持ちを
きちんと癒していくこと。

それが大事です。

そこが解決しないと、
無意識はずっと
「男性は気持ち悪い」というサインを
出し続けるしかなくなりますから。

でも、無意識が安心してくれれば、
自然と夫や男性への嫌悪も緩んでいくはずです。

無意識のサインに耳を傾けて、
また夫を好きになりたい方は
一度、ご相談にいらしてくださいね。

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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