「相手の浮気を許せない」そんな自分を許せないとき
「夫が不倫をしない方法ってありますか?」
という質問をいただきました。
これは、夫婦関係における
永遠のテーマかもしれません。
「男は浮気をするものだ」
「浮気しない男なんていない」
と、男性だけでなく
女性でもそう思っている方は多いようです。
昔は
「妻は夫の胃袋をつかんでおけばいい」とか、
「男は若い女性に惹かれるものだから、しょうがない」
などと言われていましたが、
どんなにお料理上手な妻がいても
どんなに若くてきれいな妻がいても
浮気する夫はいるわけです。
芸能人の夫婦を見ていても、
そうですよね。
妻としては
「いったい、どうすればいいの?」
と困っちゃいます。
●2つの側面から考えてみる
夫が不倫をしない方法については、
2つの側面から考えることができます。
1つは、夫婦の関係性の問題です。
たとえば、妻との関係がうまくいってなくて、
不満や寂しさを感じていたりしたときに
ふっ・・・と、気持ちが
他の人に向いてしまうことってあります。
これは夫だけでなく、妻も同じです。
久しぶりの恋愛のときめきは
つらさや不満を忘れさせてくれるので
とても心地よいものです。
でも、夫婦本来の問題が
それで解決するわけではないので、
その人との関係がダメになると
またほかの人を求める、ということになります。
だから、夫婦本来の問題を解決することや、
不満や寂しさを生み出していた
関係性を変えていくことが、
夫の不倫を止めることに役立ちます。
不満や寂しさを生み出す関係性は
多くの場合が「言葉が足りない」ことなので
まずは、お互いに
言葉で伝えあうことから始めてみるのが
オススメです。
●夫が抱えている問題もある
もう1つの側面は
夫自身が抱えている問題です。
たとえば「性的な依存症」であったり
誰と一緒にいても
心が満たされることがない
「愛着の不安」を抱えていたり、
という場合です。
そうすると、妻が誰であれ、
どんなにステキな人であれ、
満たされることがないわけですから、
関係ないわけです。
といっても、その場合でも
妻からの働きかけによって、
ある程度は状況を変えることはできます。
たとえば、愛着の不安を持っている人は
「自分はきっと誰からも愛されない」
「自分が愛を求めると、それは離れていく」
などのように
近しい人との愛情を信じることが
難しくなっています。
「妻のことは
安心して、愛しても大丈夫」
夫がそんなふうに思えるような
関わり方をすることで
不安を解消するために
外に向かうことはなくなるはずです。
●・・・とは言うものの
実際に不倫をされて
傷ついてしまった場合には
「なぜ、夫のために
妻がそこまでしなくてはいけないのか」
と思ってしまう方もいると思います。
夫の問題を解決する手助けをするのはいいとして
傷ついた私の心はどうなるの?
と感じちゃうのは、当然です。
だから、やっぱり
夫が自分で自分の課題を認識して、
問題を解決しようと取り組むことが
本当は一番の近道です。
●最終的に向き合うことは
不倫相手と別れたとしても
浮気をされた方は、
「裏切られた」という
失望やショックが残りますし、
許せない!という思いや怒りが、
フラッシュバックのように出てきたりします。
相手に対して
「また浮気するんじゃないか」
という不信感も出てきます。
それでも、一緒にいることを選んで
頑張るのもアリだし、
そこまで頑張る価値のある相手だと思えないなら、
別れるのもアリです。
つまり、最終的には
「じゃあ、私はどうしたい?」と
自分自身と向き合うことが必要です。
●結論としては
夫が不倫をしないためには
夫婦の関係性を見直してみること、
そして、
不倫をせざるをえない課題が
夫にある場合は
それを解決すること、となります。
ただ、相手を変えることは
なかなか難しいし、
未来に何が起きるのかは
わからないのも事実です。
大切なことは、
どんな出来事が起きたとしても
自分自身がどうしたいのか、
どんな人生を歩んでいきたいのか、
そこをブレないようにしておけば
夫が不倫をしたとしても、
そこで自分の人生が
すべてひっくり返されることはありません。
「もしも」におびえるより
自分の人生を、自分で彩っていくことを
大切に生きていきましょう。
先ほどお伝えした
「言葉で伝えることから始める」ヒントは
こちらのメルマガでも、たくさんご紹介しています。