「こうなったのは私のせい・・・」つらい「自分責め」をやめる方法

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:生きづらさ

●自己責任、というけれど

「自己責任」ということが、
いつからかよく言われるようになりました。

自分の行動や自分の状態に対して
自分で責任を持つことは
とても大事だと思います。

重要な仕事がある前日に
薄着で遅くまで飲みに行って

熱を出して仕事を休む・・・
というのは、困りますからね。

でも、自分では
どうしようもないことも
自己責任だと感じてしまうと

とても、つらくなってしまいます。


●たとえば、体調が悪い時

よくうかがうのが、
妊娠や出産のときです。

ひとことで「妊娠・出産」といっても
人によって、経過はまったく違います。

すごくつわりが重くて
仕事や家事ができなくなったり。

産後の体調回復に
時間がかかってしまったり・・・

中には、入院したり、
家で絶対安静と言われる方もいらっしゃいます。

そんなときに

「私のせいで、
家族に迷惑をかけてしまっている」

と、罪悪感で
いっぱいになっちゃったり

こんなふうになっちゃった
自分の身体を
ふがいなく思ってしまったり。

特に、妊娠や出産は、周囲からも
「病気じゃないんだから」
と言われるので、

なおさらそう感じがちです。


●自分責めから抜け出す言葉

妊娠・出産だけに限らず、
自分の体調がすぐれないことは
誰でもあることです。

ただ、まじめで
頑張り屋さんであればあるほど

家族に負担をかけてしまっている、
こんな身体である自分が悪い、
という気持ちになってしまい

だから、もっとがんばって、
また身体に負担をかけて

さらに状態が悪くなる・・・

という悪循環に
陥っている、というお話は
とてもよくうかがいます。

わかっているけれど、
どうしても自分を責めてしまう、

そんなとき、
こんなふうに考えてみてください。

それは

「自分の大切なお友だちが
そんなふうに悩んでいたら
なんと声をかけてあげるかな」

と、いうことです。


●すべてに理由がある

人は誰も、望んで
身体の調子を悪くしたいとは
思っていません。

もちろん、体調を崩したときには
その時の生活スタイルが
影響してることもあると思います。

キャパ以上のことをやって、
身体に負担をかけて、
病気を引き起こすこともあるでしょう。

それでも。

そういう生活スタイルだったり、
無理して身体に負担をかけたりしていたことも

その時には、
そうせずにはいられなかった

何かしらの
「大切な理由」があったはずです。

今の自分は、これまでの自分が、

その時にできる
精一杯を生きてきた結果だから。

だから、自分だけは、
自分を責めずに

身体の味方でいてあげてほしいなと
思っています。

それでもなかなか、
自分を責めることをやめられない方は

こちらでお話してみませんか?

うまく気持ちが伝えられない、という方は
こちらも参考にしてくださいね。

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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