夫の顔色をうかがうことに疲れてしまうあなたへ
●「私が悪い」と言われてしまう
夫との関係がギクシャクしてきて、
なんとか改善したいと考えたとき
まずは、話し合いをしよう!
と思いますよね。
ただ、夫との気持ちのすれ違いや不満について
勇気を出して夫に打ち明けても
「そんなことでダメージ受けるなんて、
キミの心が弱いんじゃないか?」
「心療内科や精神科で
心を治してもらった方がいい」
「親からの育てられ方に
問題があったんじゃないの?」
と、夫婦の問題というよりも
妻側に問題があるように言われた、
というご相談、実はよくいただきます。
●完璧な親はいない
一緒に問題を考えて欲しい気持ちが
伝わらないこともつらいですが、
「親からの育てられ方」に問題がある、
と言われるのは、
さらにキツイものです。
誰だって、
親の言葉や態度で傷ついた記憶はあります。
完璧な親なんていないのですから、
育てられ方に不具合が一つもない、
という人はいません。
つまり、
そういう「心当たり」があると、
「そうか。やっぱり私が悪いんだ」
「私が人間的に未熟だから・・・」
と、自分でも自分を責めてしまい、
それ以上、自分の気持ちを伝えられなくなるんです。
●夫婦のコミュニケーションの責任は?
たしかに、相手の顔色を
うかがいがちだったり
言いたいことを言わずに
我慢してしまうクセがあったり
ついついネガティブに考えがちだったり
そんな自分の行動や考え方が
夫婦関係に影響していることもあります。
たとえば、常に相手が自分の顔色を
うかがってばかりだと
逆にイライラした態度になることもあるでしょうし
言いたいことを言わないために
本当の気持ちが伝わらなくて
誤解が誤解を呼んでいることもあるでしょう。
ただ、ここで忘れてはいけないのは
夫婦のコミュニケーションは
「相手ありき」だということです。
お互いのやり取りで
築き上げるものですから、
そこに何か不具合があったとしたら、
その不具合は「2人で作り上げたもの」なんです。
どちらかが、
先ほど挙げたような
「ちょっとおかしな関わり方」をしたときに
相手がそれを軌道修正してあげられれば
夫婦のコミュニケーションは
心地よいものに戻るはずです。
でも、軌道修正することができずに
「おかしな関わり方」に乗っかっちゃって
結果的に不具合が起きてしまった、
ということなんですね。
つまり、どちらか片方の責任ではなく、
やっぱり両方の責任なんです。
●2人で作ったものは、2人で変えられる
でも、だからこそ、
夫婦関係は2人で変えていくことができます。
コミュニケーションは、
どちらかが変えると、
必ず相手の反応が変わります。
カウンセリングを受けた方は
「ちょっと言葉を変えるだけで
こんなに相手の態度が変わるんですね。
おもしろい!」
とおっしゃっています。
夫婦の間にできてしまった、
モヤモヤするコミュニケーションのパターンを
まずはあなたから変えてみませんか?
今日からコミュニケーションを変えたい方は
こちらがヒントになりますよ。